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Amazon Kindleが未だに日本で発売されないのは書籍が集まらないから?

 「近日発売」と表示され、2ヶ月が経過したものの、未だに音沙汰が無い日本市場でのAmazon Kindleだが、その足踏みに対して、日経新聞が「書籍が集まらないからではないか」との見解を示した。

 今まで、当ブログでも取り上げてきたようにAmazonが提供する電子書籍リーダ、およびAmazonが提供する書籍販売サービスの提供は日本でも秒読み状態かと思われていた。冒頭にも記したが6月26日にAmazonのトップページに「近日発売」の文字が飾られたが、2ヶ月がたった今でも未だに発売はされていない。

書籍の権利に揺れるAmazonと出版業界

 この、足踏み状態の原因とされているのが、肝心の書籍が集まらないことだ。  Kindleの日本参入は黒船の来航とも言われたが「既に出版したコンテンツについても、電子化する権利を譲渡すること」や「売り上げの半分以上がAmazonの利益になること」といった、Amazonに非常に有利な契約体系に強い反発の声が上がっていた。

 また、著作権に関する日米の流儀の違いも浮き彫りとなった。著者に著作権が帰属し、出版社には出版権が付与される日本の体型とは異なり、欧米では出版社が一元に著作権を管理しているため、日本式の著作権管理方式から欧米式の著作権管理方式への移行に大きなコストと時間がかかることが懸念されていた。

サービス展開速度か、書籍の充実か

 電子書籍リーダーはコンテンツが無ければただの使い物にならない文鎮だ。おそらくAmazonはサービスの展開速度書籍の充実を選ぶべきかを天秤にかけ後者の選んだものと考えられる。すでに日本でも対抗馬とされるKoboのサービスが開始されたが、その現状は悲惨と言っても過言では無い。AmazonはKindleというブランド、ひいてはAmazonというブランドに傷をつけたくなかったのかもしれない。

 なお、書籍の充実具合は徐々に好転しつつあるようで、角川グループをはじめ、いくつかの出版社が既にAmazonとの契約を果たしている

 

 既にKindleが発売されている諸外国では9月6日にAmazon Kindleの新モデルが発売されるのではいかという憶測も流れている。今後、Amazonで本を買うように、気軽に電子書籍を楽しめる時代が早く来て欲しいと感じている

情報元:キンドル「近日発売」のまま2カ月、書籍集め難航  :日本経済新聞 情報元:「こんなの論外だ!」アマゾンの契約書に激怒する出版社員 国内130社に電子書籍化を迫る – BLOGOS(ブロゴス)

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