ロック画面上にパスコード認証を設定するセキュリティーはポピュラーとなりつつありますが、最近はそのパスコード入力を迂回できてしまう、iOSのバグが話題となりました。
しかしこれはiOSに限った話ではなく、実はSAMSUNGのGALAXYシリーズのいくつかの機種にも、同じようなバグが存在することが明らかとなりました。
それはAndroid 4.1.2のGALAXY Note2 N7100で現象が確認されました。同機を使うTerence Edenさんは、Note2でパスコードを迂回し、電話をかけることに成功しました。
また、Android4.1.1を搭載したGALAXY S3においてもロック画面のパスワード認証を無視できるバグが発見されたと、ZDNetは伝えています。
スマートフォンは個人情報とプライバシーのカタマリです。紛失や盗難にあった際には、パスコードロックは重要となります。しかしこうしたバグは、そうしたパスコードロックの意義を大きく揺らがせるものです。具体的な迂回方法をこの記事では伝えていませんが、こうした方法が実際に存在してしまっている以上、ユーザーは常に最悪の事態を想定しなければなりません。
紛失や盗難の際、遠隔地から端末をロック、データを削除するサービスが、メーカーやキャリアから提供されている場合があります。アップルの「iCloud」やサムスンの「Samsung Dive」、SONYがこれから提供する「My Xperia」などのサービスによって、端末を遠隔地から保護できます。国内キャリア3社もAndroid向けに遠隔ロック、遠隔削除サービスをそれぞれ提供しています。
パスコードロックは万能ではありません。普段からこうしたサービスを設定しておき、悪意のある他者の手に、自分の端末が渡ってしまう事態に備えておく必要があります。
情報元:ZDNet