SIMカードを本人確認せずに貸し出したとして、警視庁は携帯電話レンタル業者「K・Tmobile」の男性を逮捕しました。
路上で本人確認をせずに貸し出した2枚のSIMカードが、振り込め詐欺事件に利用されたとのこと。男性は容疑を否認しているそうです。また、この会社の名義の契約述べ60回線が振り込め詐欺に使用された疑いもあり、調べを進めていくそうです。
こうしたレンタル業者はプリペイド式のように前もって月々の利用料金を徴収してから貸与するといった料金体系の場合も多く、短期間のみ携帯電話を使いたいユーザーなどに重宝されている一方、振り込め詐欺事件などの犯罪の温床になっているとの指摘があがっています。NTTドコモの株主総会においてもそうした指摘がなされていました。
SIMカードは、携帯電話の電話番号などを記録するICカード。差し替えることでその電話番号を好きな端末で利用することができます。2005年より「携帯電話不正利用防止法」が施行されていることから、契約時・譲渡時に本人確認が義務となっているので、SIMカードの取扱には十分な注意が求められています。
情報元:NHK