以前お伝えしたとおり、欧州のモバイル端末標準の充電端子は、microUSBに統一することを欧州委員会が発表しました。今回の発表によれば、スマートフォン以外にもフィーチャーフォンやGPSデバイスも対象となり、範囲も拘束力のより強いものとなります。既にmicroUSBは、AndroidやWindows Phoneはもちろん、その他多くの携帯端末の充電規格として採用されています。
一方、これで影響を受けるのはApple製のモバイル端末です。iPhoneやiPadは、独自規格であるLightningコネクターを採用しています。すまほん!!読者にも、わざわざmicroUSBとLightningコネクターの両方を鞄に忍ばせているユーザーも多いことでしょう。
今後普及しそうな「microUSB用 Lightningアダプタ」
EUの取り決めに対して、Appleが取ると予想されている対応策が、microUSBをLightningコネクターに変換するアダプターを製品に同梱するというものです。
EU標準の充電規格がmicroUSBであることは既定路線なので、iPhone 5でLightningコネクターが初登場した時、Appleはすぐに欧州向けにmicroUSB用のLightningアダプターを発売しました。
そんなmicroUSBをLightning化するアダプターは、当初はAppleが欧州でのみ販売していたのですが、今では日本でもAmazonなどで容易に入手可能となっています。
アダプターさえ純正ならどんなケーブルでも使える
そんなLightningへの変換アダプターですが、これを一度買ってしまえば色々なアクセサリーを長く使うことができます。
Appleは、非純正品を一掃するため、Lightningに認証チップを埋め込んでいます。バージョン7以上のiOSで非純正のLightningコネクターを刺し込むと、「このケーブルは非正規品であり信頼できないかもしれません」との警告が表示されます。事実、香港の高登電腦で購入した怪しいLightningケーブルはことごとく利用できませんでした。
しかし、純正のLightning変換アダプターさえ噛ませてしまえば、どんなmicroUSBケーブルでも利用できます。たとえ変換アダプターと好きなmicroUSBケーブルを組み合わせても、普通にApple純正の高額なLightningケーブルを買うより、安いことさえしばしばあります。
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荷物を減らしたいモバイラーにもおすすめ
そこで、特におすすめのmicroUSBケーブルが、伸縮(リール)式のものです。数十センチのケーブルですが、簡単に巻きとって伸縮させられるので、荷物をコンパクトにまとめることができるからです。
巻取式 充電&データ通信モード切替スイッチ付 microUSB
さらにスイッチひとつで、充電だけでなくデータ通信(パソコンとの同期やファイル転送など)も可能です。
このような巻取り式ケーブルを、データ通信モードで、純正のLightning変換アダプターを噛ませれば、Appleの連携ソフトiTunesとiOSデバイスの同期も可能です。
最近ではスマートフォンやタブレット端末などを複数のOSのデバイスを使い、持ち歩くケーブルが増えてしまっているユーザーもいると思いますが、このように伸縮するmicroUSBケーブルとLightningアダプターがあれば、荷物を減らすことができるので、非常におすすめです。
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