中国の新興スマートフォンメーカー小米科技(Xiaomi)は、中国のSNS「QQ空間」で新型ファブレット「紅米Note」を正式発表しました。
本機は5.5インチのディスプレイで、比較的リッチな性能を備えながらも、799元(1万3000円)という非常に安価な値段に抑えられています。(スペックアップされた強化版は999元)
チップセット | MediaTek MTK6592 オクタコア 1.4GHz(強化版は1.7GHz) |
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ディスプレイ | 5.5インチ HD解像度 IPS液晶 |
実行用メモリ | 1 GB (強化版は2GB) |
内蔵ストレージ | 8 GB (強化版は16GB) |
カメラ | 背面:1300万画素 前面:500万画素 |
バッテリー | 3200 mAh |
OSバージョン | MIUI ROM v5 (Android 4.2.2 Jelly Bean) |
その他 | デュアルSIM, BT4.0, microSD |
発表後から予約が殺到しており、発売日の3月26日を控え、現時点での「QQ空間」上での予約数は1200万台を超えています。
以前も4.7インチのスマートフォン「紅米手机」が登場した時、オンラインでの予約が1日で350万にも達しており、Xiaomi製品の人気ぶりが伺えます。
「紅米手机」と同程度の安価な値段で購入できるにも関わらず、大画面化されている「紅米Note」は、中国の消費者には魅力的に映ったのでしょう。さすがユーザー目線でのモノづくりを心がけているXiaomiだけありますね。
参考:これが「iPhone 5C」の好敵手――「東洋のアップル」と呼ばれる中国メーカー「小米(Xiaomi)」とは?
そんな「紅米Note」に目をつけたのが、同じく中国を拠点にしているメーカーGoophone社です。
これまでGoophoneは、AppleやSAMSUNGの製品を本物そっくりに模倣したAndroid端末をリリースすることに全身全霊を捧げており、明日発表予定のHTC One後継機を、ずいぶん前からリーク情報を元に模倣して発表しているようなメーカーです。
SIMフリー GooPhone i5S Android4.2
今回、Xiaomiの「紅米Note」の人気ぶりを受けて発表された「Goophone Note」は、MediaTekのMT6592、2GBメモリ、HD解像度のディスプレイ、1300万画素カメラと500万画素フロントカメラを搭載しており、「紅米Note」の強化版とそっくりなスペックです。
ただしディスプレイサイズは5.7インチと若干大きくなっているようです。
Xiaomiのような素晴らしいメーカーもある一方で、このように「クローン機種」の開発に関しては他社の追随を許さない恐るべきメーカーも存在するのが、中国の面白いところです。