【エイプリルフール】最強コスパのタブレット「マジカルラブリーパッド」レビュー

 ここ数年でタブレット端末の利用者数が急速に増加しています。技術の進歩によって使い勝手やデザインが大幅に進歩していることや、一般的なパソコンに比べて低価格であること、ユーザー次第で様々な用途が考えられることなどが普及の主な原因として挙げられるでしょう。

 iPadが切り拓き、低価格Androidタブレットが普及を推し進め、WindowsタブレットがPCの需要を正面から脅かすようになったこの市場に昨年、新たな風が吹き込まれました。残念ながらほとんど衆目を集めることなく型落ちとなってしまったのですが、今回処分品を非常に低価格で入手しましたのでレビューしたいと思います。

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 というわけで、マジカルラブリーパッドです。伝説の戦士プリキュアが、絶海の孤島で壮絶な試練に打ち勝って入手したと言われている秘宝です。Amazonで2,911円で販売されていました。価格の統計を取ったわけではありませんが、3,000円を下回る伝説の神器というのは非常に珍しいのではないかと思います

 今回は、後述するマジカルラブリーハープとセットで4,500円で購入しました。

派手で目を引くパッケージ

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まるで女児向けの玩具のようなパッケージです

 近年、シンプルなデザインにまとめられたパッケージのスマートフォンやタブレットが多いのはApple社の影響でしょうか。マジカルラブリーパッドは、流行の真逆を行くキラキラデザインのパッケージを採用しています。また、開封する前から中身が見えているのもタブレットのパッケージとしては非常に珍しいと言えるでしょう。陳列された店頭で物欲を刺激するデザインに仕上げられており、好感が持てます。パッケージを手に取ってレジに持っていく形でタブレットが陳列されているところをあまり見たことがないですが。

一風変わった付属品と仕様

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他のタブレットではあまり見ないタイプの付属品

 取り出します。マジカルラブリーパッドとマジカルラブリーハープ用のパーツ、キュアラビーズが2種類と説明書が入っています。充電器などは付属していないので、自分で用意する必要がありそうです。

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ちょっとおもちゃみたいな安っぽさなのがマイナスポイント

 と思ったら、電源は乾電池でした。タブレットとしては非常に珍しい設計です。単3形乾電池が4本必要ですので、エネループを基準に考えれば1,900mAhが4本で7,600mAhもあります。これだけの容量があれば、ジコチューとの戦いが長時間に渡ることがあっても電池切れの心配はないでしょう。地球侵略を企む相手との戦闘中に電池切れを起こすわけにはいかないので、大容量かつ電池交換式となっているのは当然の設計と言えます。いざとなれば戦闘中だろうとコンビニに駆け込んで乾電池を購入することもできます。

 欲を言うならば、電池を2本ずつ左右の電池ボックスにセットする仕様は、戦闘中の素早い交換ができず使い勝手が良くないですね。改良版の登場に期待したいところです。

 付属のキュアラビーズは、ラブリーコミューンやラブアイズパレット、ラブハートアローとの互換性があります。

ホールド感の高い形状と計算しつくされたインターフェイス

 マジカルラブリーパッドの操作は、3つのボタンと「手かざしアクション」と呼ばれる方法で操作します。近年のGalaxyスマートフォンに搭載されている「Sジェスチャー」や、一部のXperiaスマートフォンに搭載されていた「フローティングタッチ」に近い操作ですが、タブレットでは珍しい操作です。

 マジカルラブリーパッドが斬新なのは、タッチパネルを搭載せず「手かざしアクション」とボタンのみで操作するという点です。実測で幅が114mmと、2013年モデルのNexus 7と同じ幅であり、また厚みがあることで緩やかにカーブした底面がホールドを助けてくれます。

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筆者は手が大きいので余裕ですが女児にはキツいかも

 プリキュアたちはあまり手が大きくないようで、片側を掴んでいるとのことでした。

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由緒正しい(?)持ち方

 タッチパネルがオミットされているのは、この持ち方をした際の誤動作を防ぐためだと考えられます。多くのiOS端末には、スクリーンの端に触れた指が「タブレットを持っている指」なのか「タブレットを操作する指」なのかを判別する機能が搭載されていますが、タッチパネルをなくしてしまえば判別する必要すらありません。あのAppleの一歩斜め先を行く、革新的なインターフェイスだと言えるでしょう。

いざ、実戦投入!

 「ラビーズショップ」と呼ばれるアプリ(?)ストアが搭載されており、手に入れたキュアラビーズは「ラビーズずかん」に登録されます。ラビーズと交換するためのポイントはゲームをクリアすることで入手できますので、クレジットカードやキャリア決済などを使わず完全に無料で入手が可能です。非常に良心的で、App StoreやGoogle Playにも見習ってほしい機能です。

 また、キュアラビーズによって様々な必殺技を使用することができます。これまでのタブレットの大半が鈍器や投擲武器、盾としてしか戦闘に使えなかったことを考えると、非常に心強い仕様ですね。筆者はロゼッタバルーンがお気に入りです。

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ロゼッタバルーン! 1、2の、3!

 また、タブレットとして非常に斬新なのはマジカルラブリーハープのパーツを追加してパワーアップが可能という点です。自在にパーツを組み合わせてオリジナルのスマートフォンを作ることができる「Project Ara」をGoogleが計画しており、来年から登場する予定だとされていますが、これも似たような?コンセプトであると思われます。1万年前から伝わる伝説の神器でありながら、恐るべき革新性と言えるでしょう。これで4,500円とは…。

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くどいですがこれで伝説の神器です

 ちなみに、マジカルラブリーハープでパワーアップするのはタブレットそのものではなく、使用者です(諸般の事情により、すまほん!!ライター陣がパワーアップしてエンジェルモードとなった姿の写真掲載は見送ることになりました。ご了承下さい)。

Nexus 7と比較

 手元のNexus 7 (2013)と比較してみます。

  マジカルラブリーパッド(単体仕様) Nexus 7 (2013) Wi-Fiモデル 16GB
ディスプレイ 約2.4インチ(実測) 7,02インチ 1,920*1200
カメラ なし 1.2メガピクセル(前面)
5メガピクセル(背面)
サイズ 114mm * 165mm * 27.5mm(実測) 114mm * 200mm * 8.65mm
290g 
バッテリー 単3乾電池 * 4 3950mAh 
オーディオ 前面スピーカー 背面ステレオスピーカー
プロセッサ 詳細不明 Qualcomm Snapdragon S4 Pro 1.5GHz 
ワイヤレス なし Wi-Fi (802.11 a/b/g/n)
Bluetooth 4.0
NFC
メモリ 詳細不明 2GB
内蔵ストレージ 詳細不明 16GB
ポート・コネクタ キュアラビーズセット部 microUSB(SlimPort対応)
3.5mmオーディオ
ボタン ON/OFFボタン、セレクトボタン
決定ボタン、キャンセルボタン
電源ボタン、音量ボタン
センサー  手かざしセンサー * 3 GPS、ジャイロスコープ、加速度計
コンパス、周囲光
付属品 ストレートフラッシュキュアラビーズ
マジカルラブリーキュアラビーズ
取扱説明書
microUSBケーブル
USB充電ユニット
クイックスタートガイド
保証書
別売オプション マジカルラブリーハープ(セット商品あり) 各種ケース
ワイヤレス充電器
戦闘機能 ハートダイナマイト
ダイヤモンドスワークル
ロゼッタバルーン
ソードハリケーン
エースミラーフラッシュ
ラブリーストレートフラッシュ
なし(鈍器、投擲武器として利用可)
ストア ラビーズショップ Google Play
艦隊これくしょん ×(プレイ不可) △(プレイ可能) 
価格 オープン価格  27,800円

 端末そのものの携帯性に関してはNexus 7に軍配が上がります。マジカルラブリーパッドは大きくゴツゴツとしていて嵩張ります。マジカルラブリーハープになると更に大きくなります。もっとも、使用者が伝説の戦士プリキュアであれば必要な時にどこからか自由に取り出すことができるので、まったく問題にはならないでしょう。

 マジカルラブリーパッドにはネットワークに関する機能が搭載されていません。ジコチューの破壊活動によって通信網が麻痺しても困らないよう単体で機能を完結させるのは至極当然であり、これが戦闘用タブレットとしての本来の姿でしょう。

 反面、汎用性は犠牲になっており、Webやニュース、電子書籍の閲覧、Twitterや艦これなどには利用できず(残念デース)、用途としては「戦闘時に攻撃を繰り出す」「キュアエースの変身時間を伸ばす」「トランプ王国への転移ゲートを作る」に留まります。逆に現状ではこれらの機能を搭載したタブレットは他になく、App StoreやGoogle Playにそのようなアプリも公開されていないため、まさに唯一無二のタブレットと言えます。

総評

 マジカルラブリーパッドは、タブレット端末の特徴を非常にうまいバランスで玩具に落とし込んでいます。コストの制約がありながら、子供が憧れるタブレットの操作を可能な限り詰め込んだ、開発者の苦労が偲ばれる逸品です。玩具として発売する前提でデザインされていなければ、ここまでのものを作るのは難しかったでしょう。そろそろハピネスをチャージするのにも慣れてきた女児たちには見向きもされないかもしれませんが、いまだにドキドキが止まらない大きなお友達の諸兄は導入を検討してみてはいかがでしょうか。

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電車で堂々と少女漫画を読んでいることもある筆者ですが、レビューしながらさすがにこれは無理だなぁと思いました

※この記事は2014年4月1日のエイプリルフール用のジョークとして公開されました。

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