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国内初のグーグルグラス屋外実験――産学官プロジェクト、総務省認可済み端末で

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 「山陰・山陽スマート観光プロジェクト推進協議会」は、2014年度より「スマート観光情報インフラ」を推進することを決定しました。これは動画、音声読上げやAR技術などを駆使した観光情報インフラを整備するというもので、実証とPRをしたい企業と、それを誘致したい自治体という双方の思惑が一致したことによります。同協議会は、総務省中国総合通信局が事務局を設置し、役員には移動体通信事業者や地方放送局、会員には広島市や岡山市、島根県などの地方公共団体が参加するという体裁です。

 同推進協議会はパイロット事業や実証実験を実施することも決定しており、具体的には5月末に広島市の平和記念公園で、Google Glassで動作するAR観光アプリを実演するそうです。Google Glassは日本の技適認証を通しておらず、国内での利用には法的問題がつきまといますが、一連の試みに協力する総務省中国総合通信局によって、特別に免許を交付した実機が用意されることから、国内初の屋外デモになるとのこと。

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 こうしたGoogle Glass導入の背景にはSoftBankからの提案があったとのことで、4月21日の同推進協議会と総合通信局の定期総会の後に行われたセミナーでも、SoftBankがGoogle Glassを用いた国内初の屋内デモを実施していた模様です。

 いち早くGoogle GlassとARを活用した観光誘致に取り組むなど、期待の持てる産官学連携プロジェクトとなっています。最先端のARでよりよい観光が楽しめるとなれば、旅行したくなってしまいますね。日本国内でのGoogle Glass登場も含めて、各種の動きが楽しみなところです。

情報元:ITpro, 総務省 経由:GPad

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