Galaxy S3 Progreの登場以降、しばらくauからは発売されなかったGalaxy Sシリーズ。今回キャリアアグリケーションを防水・防塵を引っさげてauに戻ってきたGalaxy S5の進化点をおさらいしていきましょう。
Galaxy S3 Progre → Galaxy S5
最初にau向けに登場したGalaxyは、S2 WiMAXでした。このモデルは例外的にNTT docomo向けのものよりディスプレイ解像度がよく、気に入っていました。
本体性能の高さが売りなGalaxyシリーズでしたが、S2 WiMAXの次に登場したGalaxy S III Progreは、グローバル版やNTT docomo版のS3と比べて半年遅れで登場することに。しかも同時期に登場した強化版のGalaxy S III αと比べるとOSバージョンが古いなど、残念な部分がいくつかありました。(同時期のNTT docomoのGalaxy S3αはAndroid 4.1でExynos クアッドであるのに対し、au向けのS3 Progreは半周遅れのAndroid 4.0でデュアルコア、しかもデザインも野暮ったい感じに)
au向けのGalaxy S4は登場せず、S3 Progreから1年半のブランクを経て、登場したのはGalaxy S5でした。
今回のGalaxy S 5は、性能面では完全にドコモ版と同一で、KDDI向けモデルでは回線を束ねて高速化するキャリアアグリケーションにも対応しています。ドコモ向けモデルでは対応しているVoLTEには対応しませんが、この違いはキャリアのサービスとの兼ね合いなので、仕方ない部分と言えるでしょう。
Galaxy Sシリーズはその本体性能の高さと便利な独自機能が人気です。Galaxy S3 ProgreではSnapdragon S4 Pro MSM8960 1.5GHzデュアルコアだったCPUは、一気にSnapdragon 801 MSM87974AC 2.5GHzクアッドコアへと進化しました。また日本で需要の高い防水・防塵にも対応しています。
通信速度は大きく進化し、以前のLTE Cat.3(下り最大100Mbps)からLTE Cat.4 CA(下り最大150Mbps)へと倍になりました。
カメラは画素を物理的に区切ることにより裏面照射型で発生しやすい混色を防ぎ高画質な写真が撮影できるサムスン自社製のISOCELLカメラへと変更され、さらに高画質になりました。
Galaxy S3 Progreの時のように他キャリア向けと比較しても全く劣らないどころか、キャリアアグリケーション対応で一部のエリアに限られるものの通信速度はトップクラスのGalaxy S5 SCL23。また本体価格もdocomo版より抑えられており、機種変更でも買いやすい値段になっているのも見どころでしょう。
この夏はGalaxy S5 SCL23と共に快適なスマホライフを満喫してみるのはどうでしょうか。