XPERIA Z2では、5分以上の4K動画撮影ができませんでした。これは4K動画撮影を行うと端末内部の温度が上昇するため、それを抑制するフェールセーフ機能が働くためです。SONYは動画の長時間撮影時にはFull HDでの撮影を推奨しています。
XPERIA Z3 SO-01Gでも、4Kビデオ撮影を行ってみました。デフォルト設定ではわずか3分程度で動画撮影が中断されました。電源に繋いだままのホットモックなので、コンディションが悪いのでしょうか。
しかし設定から電子式手ブレ補正をオフにしただけで、10分間の4Kビデオ撮影ができました。いかに補正のために端末に負荷がかかっているのか窺い知れます。確かにXPERIA Z2の手ブレ補正はGALAXY S5、HTC One M8と比べてもよくできたものでした。
XPERIA Z2で、充電ケーブルに繋がずに、手ブレ補正オフで4Kビデオ撮影を試した時は、7分程度の撮影ができたため、Z3の方が最大撮影時間が伸びたことになります。
XPERIA Z3は熱のこもりやすい防水防塵仕様で薄型、さらにSoCもSnapdragon 801のまま更新されていないので、4Kビデオ撮影の時間が大して変わっていないのは仕方ないのかもしれません。どうしてもこれ以上長時間の4K動画撮影をしたいという人は、熱も消費電力も低減したプロセッサに換装された、次機種を待つべきだろうと思います。