携帯電話の明細書を見て「なんだこれ?」と思った経験のある人も多いかもしれません。この記事ではユニバーサルサービス料について説明します。
ユニバーサルサービス料とは?
ユニバーサルサービス料とは、公共通報料金を全てのユーザーが等しく分担するという発想のもの。警察や消防、海上保安庁への通報に通話料が掛かっていないのは、ユニバーサルサービス料によって平等に負担されているからです。
ユニバーサルサービス料の提供は、NTT東西に課せられた法的な義務でした。しかし離島や山間部にまで等しくユニバーサルサービスを提供するにはコストが掛かります。このため、現在は利用者全員で負担しているわけです。
回線毎に利用者から徴収されたユニバーサルサービス料が、携帯キャリアを通じてユニバーサルサービス支援機関に納められ、NTT東西に交付金が提供される仕組みとなっています。
料金の推移
2006年の導入当初から7~8円の間を推移していましたが、2011年には5円、3円と値下げされていました。
2015年からは2円に?
ユニバーサルサービス料は、2015年1月1日以降は2円になります。
なお、プリペイドサービス(SoftBankのシンプルスタイル)は7円となります。