米Intelは、同社製タブレット向け統合チップセット(SoC)の最新世代となるコードネーム「Cherry Trail」の出荷を開始したことを発表しました。
「Cherry Trail-T」はIntel最新のモバイルプロセッサ「Core M」シリーズと同様の14nmプロセスを用いて製造されるタブレット向け統合プロセッサで、現在多くのWindowsタブレットや一部のAndroidタブレットに採用されている「Bay Trail-T」シリーズを置き換えるものとなります。
「Cherry Trail-T」はIntel製統合チップセットとしては初となるモバイルネットワーク用のモデム統合が行われており、同じくモデムを統合しているQualcommやMediaTekのARMに対し牽制を仕掛けた形となります。
また、細かな変更点としては、従来は1080p 30fpsまでの対応だったハードウェアでの動画のエンコードが1080p 60fpsにまで拡張された他、Intel HD Graphicsは第7世代から第8世代へと進化しており、実行ユニット数が4から16へと増加しました。
なお、今回の発表はあくまでも「出荷の開始」。採用製品が出てくるまでは若干の時間差がありそうです。