東京都議会のおときた駿議員が、Y! mobileを無償解約していたことをブログで報告しています。
同議員が2月から契約していたのは、Y!mobileの「無制限」ルーター305ZT。しかし4月以降開始された通信速度制限のせいで通常業務にも支障が発生し、同僚の都議会議員からも不満が噴出。選挙が終わり次第、無償解約を求めて戦うと明言していました。
305ZTは、広告・販促ポップ・販売現場で「無制限」を謳って販売されていたものの、実際には動画制限と、帯域制御の範疇を逸脱した「3日1GB制限」が突如として掛かるようになったため、大きく炎上しました。なお、Y! mobileは4月以降、SoftBankとの統合が完了し、SoftBankの1ブランドと化しています。
同議員のブログによれば、契約時の確認書類には「3日1GBを制限する『場合がある』」との文言があり、ピンクの線が引かれてはいるものの、そこについて説明された記憶はほとんど無いそうです。そもそも説明文には「制限する『場合がある』」と書かれているのみ。即時・厳格に通信制限を掛けることに対する説明としては不十分です。
さらに動画プロトコルに対して適用されている動画視聴制限については、説明項目すら存在しません。この動画制限が書類に書かれていないことを強く責めたところ、無償解約と端末代割賦の残額免除を引き出すことに成功したそうです。
ただし日割り計算ができないから6月分の料金を全額請求されそうになるなど、もう一悶着あったようなので、続きは同議員のブログをお読み下さい。
私はチャレンジャー精神に富んだWILLCOMとE-MOBILEは大好きでしたが、まさか都議会議員まで困らせるような存在になってしまうとは、本当に残念と言わざるを得ません。