スマホ周辺機器で徐々にシェアを伸ばしつつある、Aukey(オーキー)様より、Qualcomm Quick Charge 2.0 に対応した、モバイルバッテリーPB-T1のレビュー用機材を頂戴したので、レビューしていきます。
シンプルなアルミニウムとプラスチックの筐体
本体のデザインはシンプルで、アルミニウムの筐体に給電用のポートが1つ。充電用のポートが1つ、電源ボタン・残量通知LEDで出来ています。特に目立った装飾もなく、シンプルなデザインです。バッテリー容量と素材もあって、手にもつとズッシリと重みがつたわってきます。
Qualcomm Quick Charge に準拠した高速充電に対応
PB−T1の最大の特徴は、Qualcomm Quick Charge2 (以下、QC2)に対応していることです。 QC2に対応しているスマホ・タブレットであれば、通常よりも高速な充電が可能になります。ドコモではQC1が急速充電、QC2が急速充電2という名前で扱われています。
それぞれの規格と、電圧・電流を表にまとめると以下のようになります。
規格/電力・電圧 | 電圧(V) | 電流(A) |
---|---|---|
USB | 5V | 0.5〜1A |
QC1(急速充電) | 5V | 2A |
QC2(急速充電2) | 9V 12V |
1.8A 1.35A |
ご利用のスマホ・タブレットが、QC2に対応しているかどうかは、Qualcommが配布しているリストを見ればわかります。
確かに早い Quick Charge 2.0
実際に手持ちの AUKEY PB-T1 と付属ケーブルをXPERIA Z3(SOL26) に接続して、電流量や電圧を測定してみました。今回はかった限りでは、8.77Vと1.47Aの出力が確認出来ました。付属のケーブルではなくもう少し質の良いケーブルを使うと結果は変わったかもしれません。
続いて、本バッテリーと、適当なUSBチャージャ(QC1には対応)を利用して、バッテリーが10%〜70%になるまでの時間を計測してみました。
所要時間 | |
---|---|
PB−T1 | 58分 |
QC1対応チャージャ | 1時間19分 |
結果として、20分近く早い結果となりました。本来であれば複数回計測したいところなのですが、今回は1回のみの結果となります。モバイルバッテリーだからこそ、外出先ですぐに充電を終わらせられる、急速充電は強みになります。
価格は同等クラスの容量の中では少し高めですが、急速充電2対応の製品をお探しの方は手に取ってみると良いでしょう。
Aukey 大容量モバイルバッテリー スマホ充電器 10000mAh「Quick Charge 2.0」対応 急速充電可能 (シルバー)PB-T1