Ankerから販売中のiPhoneとApple Watchも充電できるMagGo Power Bankを購入しました。レビューしていきます。
以前似たようなAnker Power Bankを紹介しましたが、本製品はPower BankにApple Watch充電機能を搭載しつつ、その分やや出力が向上したモデルです。
内容物はモバイルバッテリー本体と、Apple Watch充電面を保護及び安定させるステッカーが付属しています。
早速開封していきます。このストラップのように見える紐はUSB Type-Cケーブルです。ストラップのように使うことを公式も推奨し、約1万回の折り曲げに耐えると表記していますが、この製品は断線しても交換できないタイプです。あまり乱暴に使うのはやめたほうが良さそうです。
上部には電源ボタンと内蔵型USB Type-Cケーブルがあります。 コネクタを製品で止めているだけなので、ストラップ状のところをカラビナでカバンに付けるとすぐ断線しそうです。
とはいえ、断線しても側面にはUSB Type-C端子があるので、側面側でも使うことができます。また、手に持ちたくないという場合でも長めのケーブルを使って充電することもできます。
USB PDの仕様は内蔵ケーブル側と側面の端子で全く同じ仕様になっています。もちろん同時使用も可能ですが、合計最大30Wの制限になるので要注意。対応プロトコルは以下の通りです。
USB-C入力 / USB-C 内蔵ケーブル入力:5V=3A / 9V=3A / 12V=2.5A / 15V=2A (Max 30W)
USB-C出力 / USB-C 内蔵ケーブル出力:5V=3A / 9V=3A / 10V=2.25A / 12V=2.5A / 15V=2A / 20V = 1.5A (Max 30W)
Apple Watch用ワイヤレス充電:Max 5W
容量は10,000mAh、36Whと一般的な容量です。 iPhone 16 Pro Maxであれば1回0-100で充電できる容量です。
サイズ感は非常に良好。隣にiPhone 16 Pro Maxを並べましたが、コンパクトさがよくわかります。
Apple Watchは置くだけですぐに充電が開始されます。この充電器はSeries 7以降の急速充電に対応しているので、あっという間に充電完了されます。
またApple Watchの充電部分は起こすことができるので、ナイトスタンドモードも使うことができます。旅行先や出張先でも重宝しそうです。
上部には液晶ディスプレイが搭載されており、リアルタイムで出力や充電状況を確認することができます。
そしてこの製品はパススルー充電に対応しており、バッテリー本体を充電しつつ、Apple Watchを充電し、iPhoneを充電することができます。旅行時にも荷物がコンパクトになり非常に嬉しいです。
余談ですが、ディスプレイの向きはApple Watchのスタンドを起こすとしっかり向きが変わるこだわり仕様。また電源ボタンを押すことでディスプレイの向きを変えることができます。

内蔵ケーブルでiPhoneを充電、Apple Watchを充電しつつ側面の端子から充電中。
フルで使うとこんな感じです。AirPodsも現行モデルであればUSB Type-Cでチャージできるので、Apple信者には必須といっても過言ではないモバイルバッテリーです。
PHILIPSからこれらに加えてUSB Type-Aと電源プラグ一体型のモバイルバッテリーも出ていますが、そちらはプラグも内蔵する故大きくなり、かつ入力が18W、出力は20WとAnkerの最大30Wと比べると劣るので候補から外れました。充電スピードは不要、1つで完結させたい、コスパが良い製品がほしい、なら十分おすすめかと思います。
すまほん読者であればスピードは速ければ速いほどいい、小さければ小さいほどいいという人が多いと思います。そういう方は圧倒的にAnkerのMagGo Power Bankがおすすめです。