SIMフリー版iPhone 6sを購入したので、アクティベートから通信まで、ドコモ系MVNOのIIJmioのSIMカードにて行っています。アクティベート時のメッセージが変だった以外は、特に問題は出ていません。
APN設定に一手間かかるiPhone
スマートフォン / タブレットなどのモバイル端末は、モバイルネットワークのデータ通信を行うためにはAPN設定が必要です。
iPhoneの問題点は、設定画面にAPN設定を入力する項目が無いことです。Androidなら、SIMカード毎にプリセットされたAPN一覧の中に、適切なMNO / MVNOのAPNが無ければ、ユーザー自身で適切な値を入力するだけの話なのですが。
このことから、iPhoneでMVNOのデータ通信を利用するには、MVNOが公開している「APN構成プロファイル」をインストールする作業が必要です。
iOS 9では最新APN構成プロファイルが必要
このあたり、検証と対策をいち早く公開しているのがIIJのブログ「てくろぐ」です。iOS 9ではAPN構成プロファイルとして、旧来のAPNPayload版が使用不可。うっかりiPhoneをiOS 9にアップデートしたら通信できなくなった、ということが起き得ます。
iOS 7以降~iPhone 6s含むiOS 9搭載端末では、最新のCellular Payload版をインストールして下さい。
APN構成プロファイルのインストール手順
各MVNOの公式サイト上にアクセスするために、Wi-Fiに接続して下さい。
Safariから「○○(MVNO事業者名) APN構成プロファイル」といったキーワードで検索。
MVNOごとのページから、APN構成プロファイルをインストールしましょう。iPhone 6sならCellular Payload版を。
画面の指示に従ってインストール。
アンテナピクトにdocomo LTEがあらわれます。無事、モバイルデータ通信に接続完了です。
通話は?
APN設定と通話は関係ないので、挿した状態で使えるはずです。
iPhone 6以降とドコモ系MVNOのLTEプランの組み合わせなら、VoLTEも利用できますので高音質です。
au系MVNOは?
UQ MobileはAPN構成プロファイルを長らく公開しておらず、そもそもiOS 8からサポート外。mineoは公開していますが、au回線ではVoLTEとテザリングが利用不可となっています。