ソフトバンク、最新Wi-Fiルーターの通信制限を「3日間3GB」に緩和。305ZT被害者は放置

502hw

 SoftBankは、Y!mobileの料金プラン「Pocket WiFiプラン2」に存在する通信制限を、緩和すると発表しました。

 同プランは最新のWi-Fiルーター「Pocket WiFi 502HW」向けの料金プラン。従来は「3日間で1GB」を超過すると速度制限が実施されていましたが、緩和後は「3日間で3GB」という基準になるとのこと。また、通信制限実施時も「YouTube動画等のHD画質レベルがご覧いただける速度を基準とした運用」に変更すると主張しています。

 これらの新基準は、UQ WiMAXのWiMAX2+サービスの通信制限の基準に相当する程度となります。そのWiMAX 2+の基準でさえ、販売現場のトークや宣伝広告との乖離、説明不足により、集団訴訟を提起されていますが。

 今回発表された通信制限緩和の対象はあくまで最新ルーター向けの「Pocket WiFiプラン2」のみ。なので、これより以前のWi-Fiルーター「Pocket WiFi 305ZT」などの料金プランは緩和の対象外。

 Y!mobileブランドのもと、広告・販促ポップ・販売現場で「無制限」を謳って販売されていたWi-Fiルーター305ZTは、Y!mobileのSoftBankへの統合完了と同時期に、動画プロトコル制限と「3日間1GB制限」が突如として掛かるようになったため、盛大に炎上しました。305ZTを契約してしまった被害者は泣き寝入りか、個別に無償解約を交渉するかといった対応を迫られました。

 このようなSoftBankの突然の通信制限実施は、消費者に対する明白な背信行為であり、米国ではSoftBankと同じことをやった携帯キャリアは、FCCから1億ドルの制裁金を支払うよう命じられました。総務省がこの件で未だにSoftBankを行政指導していないのは心底理解に苦しむところ。

 現在、総務省で有識者会議が行われており、消費者からの携帯キャリアに対する苦情が羅列されている状況ですから、SoftBankは自身の悪行に火の粉が飛んで来る前に、新プランを改善する姿勢を見せることでお茶を濁したいといったところでしょうか。新プランを改善する前に、迷惑をかけた305ZTの利用者に対する誠意ある対応と、謝罪を行うのが筋なのでは、と私は思います。

 解約金でユーザーを縛っておきながら、ユーザーの同意なく、サービス内容の重大な変更を行い、告知も反省もしないような通信会社とは、私は今後、可能な限り契約を結ぶことを避けたいと感じています。

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