総務省は、割安なプランの新設を携帯各社に要請しました。子供・高齢者限定で提供されていたプランのように、誰でも5000円以下で使用できる廉価プランを新設するように求めていました。
このため、携帯キャリア各社は5000円以下のプランを新設。このうちNTT docomoは、月間データ容量5GBの「シェアパック5 (6500円/月)」を追加することで、3人以上の家族利用ならば、1人あたり4500円/月で利用できるような新プランを発表しています。(家族利用前提のため、要請をクリアしたと言うべきかどうかには疑問も残ります。)シェアパック5の提供開始は3月予定です。
しかしNTT docomoは、この新しいプランは、通信料からの毎月の割引「月々サポート」の適用対象外とすることも検討しているようです。
@kei_hiro 返信が遅くなり恐縮です。ドコモ公式サポート天利です。お問い合わせいただいた、シェアパック5へ変更された場合の月々サポート継続可否については、恐れ入りますが、現時点で未定です。決まり次第、ドコモHP等でご案内いたします。明確なご案内ができず、申し訳ございません。
— ドコモ公式サポート (@docomo_cs) February 1, 2016
以前書いた記事そのままの展開ですね。端末販売と、端末販売を一体化させる「通信料からの割引」が存在する限り、ユーザーはキャリアにとって都合の良いプランに無理矢理誘導され、都合の悪いプランは選べない・維持できないといった問題は解消しないでしょう。
現在検討されているシェアパック5への月サポ適用の可否については、3月までにはその詳細が判明するでしょう。今後の動向に注視したいところです。