中国メーカーLeEco(楽視:旧LeTV)は、Androidスマートフォン「Le 2」シリーズを発表しました。シリーズは「Le 2 / Le 2 Pro / Le Max 2」の3機種で構成されます。
「Le 2」シリーズに共通する新しい特徴は、3.5mmイヤホンジャックが存在しないということです。
LeEcoはいち早くUSB Type C搭載のスマートフォンをリリースしたメーカーでもあり、Le 2ではUSB Type C経由での音声出力を推奨しています。世界で初めてスマートフォンとしてCDLAに対応するとのこと。LeEco自らUSB Type Cのイヤホンやヘッドフォンをリリースするようです。
AppleのiPhoneは、次期モデル以降、イヤホンジャックが廃止される可能性があると伝えられており、それに先駆けた形とも言えます。iPhoneの場合、端子が独自のLightning規格であること、Bluetooth音響機器とのワンタッチペアリングに使えるべきNFCがApple Pay専用に飼い殺されていることなどから、イヤホンジャックを廃止すると音楽再生が非常に不便となる可能性が高いですが、Android端末ならまだ悪影響は少なさそうですね。
スマートフォンの基本性能としては、Le 2 / Le 2 Proは5.5インチFHD。Le Max 2はWQHD。SoCは、Le 2はHelio X20、Le 2 ProはHelio X25、Le Max 2はSnapdragon 820を搭載。Le 2は1099人民元(約1.9万円)、Le 2 Proは1499人民元(約2.5万円)、Le 2 Maxは2099人民元(約3.6万円)、そしてLe 2 Max 実行用メモリ6GBモデルは2499人民元(4.3万円)となります。
LeEcoは、大手動画配信サービス楽視網を手掛ける中国企業です。わかりやすく言えばニコニコ動画のニワンゴがスマホを作っているようなイメージです。LeEcoのスマートフォンはデザインこそiPhoneやHTC、Huaweiに酷似しているものの、最新規格や最新ハイエンドSoCを積極的に搭載し、低価格で提供しているのが印象的です。
最近では電気自動車を発表し、テスラに対抗しているとも話題になっており、LeEcoは注目すべき中国企業のひとつです。
iPhoneの3.5mmオーディオジャックが廃止されたらどうする? https://t.co/8FlYhZwi63
— すまほん!! (@sm_hn) 2016年4月25日