イヤホンにはインナーイヤー型・カナル型。ヘッドホンには開放型・密閉型とたくさんの種類がありますが、今回レビューする YKL-701 は骨伝導式のヘッドホンです。
サンプル品をAndoer-JP様より提供していただきましたので、レビューをしていきたいと思います。
シンプルな筐体。もう少し頑張って欲しい外見
デザインはブラック・ホワイトの2色展開で、ネックバンド式のヘッドホンに似ています。筐体のほとんどがプラスチック素材で出来ているため、高級感はあまり感じません。
価格が6000円を超える機種だけに、手に取ったとき思わず本体のチープさに驚いてしまうかもしれません……。もうちょっと頑張って欲しいクオリティです。
確かに骨伝導しているっぽい?
まず、骨伝導に関してですが、確かに骨伝導しているっぽいです。本体を顔から外すと音が微かになっている程度で、装着するとそこそこ音が聞こえます。何度か着脱を繰り返してみましたが、装着する位置によって聞こえる音の量が大きく変わるようなので、自分にあった場所を探す必要があります。
ちなみに、耳元で鳴っている音が聞こえているだけなんじゃないかと思い、耳栓を付けてみると、逆に音が明瞭に聞こえました。確かに骨伝導イヤホンとしては機能しているようです。なんだか、不思議な感じです。
耳を完全に解放できるので安心。ただし、音漏れには注意
イヤホン・ヘッドホン問わず、両者には耳を塞いでしまうという重大な欠陥があります。ランニングをしていて、周りの音に気がつかず「ヒヤリ」という経験はあるのでは無いでしょうか。この製品を使えば、耳が完全にオープンな状態なので、周りの音を遮断することはありません。
一方、スピーカーに似たモジュールが顔の近くで震えている以上、音漏れの問題から逃れません。そこそこの音量を確保しようと思うと、音漏れが気になります。ランニングやウォーキングには向いていますが、電車や図書館などの公共の場で使うのは控えた方がいいでしょう。
価格を考えると正直なところ「うーん……」と言いたくなる製品ですが、イヤホン・ヘッドホンが耳に合わないという方や、周りの音を遮ってはいけない状態で音楽が聞きたいという方はチェックしてみると面白い製品です。なお、7月10日まで有効な10%オフクーポンコード「DASYLUIP」を用意していただきましたので、お安く手にしたい方は是非。