海外メディアフィナンシャル・タイムズは、ソフトバンクがARM Holdingsを買収することで合意した報じました。
CNBC速報によれば買収額はおよそ320億ドル。
BREAKING: SoftBank agrees to acquire semiconductor giant ARM Holdings for more than $32B – FT
(corrects price)
— CNBC Now (@CNBCnow) 2016年7月18日
ARMはモバイル向けのプロセッサを設計する英国企業です。ARMアーキテクチャを展開するARM Ltdも傘下に納めています。
ARMは低消費電力を特徴とし、今や携帯電話やゲーム機のみならず、iPhoneを含む様々なスマートフォンの中核半導体、IoTなど様々なスマートデバイスに採用されています。AndroidのSoCとしてSnapdragonはお馴染みの存在ですが、CPUにはARM設計のCortexがそのまま採用されていたり、Qualcommがカスタマイズしたバージョンを採用するなど、ARMなしには語れません。
アリババ株の一部などを売却しており、近々大きな買収を行うのではないかと噂されていたソフトバンクですが、円高レートとなっているこのタイミングを狙ってついに動いた形です。ARM買収が今後ソフトバンクの描く青写真にどのように影響していくのか注目したいところです。