スマートフォン用のアプリ「Everfilter」が流行しています。これは「ニューラルネットワークと人工知能」によるディープラーニングによって、画像をアニメ風に変換するというもの。特に空の部分の表現が高い評価を得ていました。
しかしこのアプリ、実は人工知能が景色を変換していたわけではなく、単に空の部分を切り取って、新海誠監督の作品から背景を盗用していたに過ぎませんでした。
この件について、Everfilterの公式アカウントは謝罪文を掲載。無断使用を謝罪しました。
中国国内ではライセンスを受けていたが、誤って海外版でも空の画像を使用していたなどと説明しています。
一方で、ハフィントンポストが報じるところによれば、新海監督作品の著作権を管理するコミックス・ウェーブ・フィルムは、Everfilterに一切関わっておらず、現在事実関係を調査中としています。
さらにアプリ配信当初、電話番号や端末IDといった権限を取得していましたが、これについては、Everfilter側は「開発側のSDKの誤用」が原因であると説明しています。現在はこの権限が削除されています。