NTT docomoは、部分通話定額サービス「カケホーダイライトプラン」の選択可能なデータプランとして、「データSパック(月間データ容量2GB)」を追加することを発表しました。申込可能日は1月30日。
カケホーダイライトプランは、「(2700円のカケホーダイプランと比較すれば)割安な」1700円の基本料金プラン。5分以内の国内音声通話なら回数無制限で無料となる部分通話定額制です。2700円へと基本料が値上げされたことから、1700円で利用できる本プランに注目が集まりましたが、蓋を開けてみれば適用可能なデータプランが限られており、失望するユーザーも少なくありませんでした。
ところが今回、データ通信量2GBの「データSパック」と組み合わせられるようになったことで、新料金プランの最下限料金が下がったことになります。
これまでの下限は「カケホーダイライトプラン(1700円)+spモード(300円)+データMパック(5000円)」で月額7000円(税別)であったところを、今後は「カケホーダイライトプラン+spモード+データSパック(3500円)」で月額5500円から運用可能となります。
総務省は月額5000円以下で割安プランを提供するよう要請していますが、残念ながらそれを上回る金額設定になっています。この点については、NTT docomoとしては家族向けデータプランの「シェアパック5 (6500円/月)」を選択し、且つ3人家族の場合には1人あたりの月額コストが4500円となるため、総務省要請を満たしているとの主張を展開してきました。
もし長期加入者であれば「ずっとドコモ割」によって割引が受けられます。15年以上加入であれば600円割引となるので、月額4900円での運用が可能です。3人以上の家族または15年以上の長期ユーザーであれば、建前としては総務省の要請に応えているということになります。
Y!mobileやMVNOの存在を考えればコストパフォーマンスに優れているとは言えませんが、ドコモ既存ユーザーにとっては選択肢が増えるため、料金プランの着実な改善として歓迎すべきと言えるでしょう。