NTT docomoは8月21日より、富士通コネクテッドテクノロジーズ製のスマートフォン「arrows NX F-02H」に対し、Android 7.1 NougatへのOSバージョンアップの提供を開始しました。
出荷時Android 5.1 Lollipop、後にAndroid 6.0 Marshmallow配信、そして今回のNougatなので、2度目のメジャーバージョンアップとなります。マルチウィンドウなどNougatの各種機能が使えるほか、不具合修正も含まれていました。
しかしアップデート配信後、一部端末において温度検出機能の異常に関するエラーが表示され電源が落ちる事象が確認されたため、8月22日、アップデートの配信を一時停止したとのこと。
歴代富士通製スマートフォンと言えば常に不具合や発熱といった話題を欠きませんでした。今回のこの問題を対処したバージョンの準備が整い次第、NTT docomoから再度案内するとしています。
富士通は昨年携帯電話事業を分社化、100%子会社の富士通コネクテッドテクノロジーズを立ち上げました。同社は中国企業や投資ファンドに売却されるため、来月にも一次入札が開始されると日本経済新聞や共同通信などが報じています。arrows M04やarrows Beといった露骨な手抜き機種は今年リリースされましたが、ハイエンドとなるarrows NXブランドを冠したモデルは果たしてリリースされるのでしょうか。今冬モデルが気になるところです。