SONYがロボット犬「aibo(ERS-1000)」を正式発表しました。機能や性能、発売日などを見ていきましょう。
復活、AIBOからaiboへ
ソニーの先進的な犬型ロボットとして名を馳せた「AIBO(アイボ)」。なんと初号機は1999年に登場した、ペットロボットの先駆的存在です。
2005年には不採算事業として終了してしまいましたが、今回、新たに現代の技術で「aibo(アイボ)」として復活します。
機能
旧AIBOは当時の技術の限界でAIが未熟でしたが、現代のAIBOはクラウドサービスとの連携を前提とし、成長します。
顔認識機能により最大20人まで、会えば会うほど人の顔を覚えていきます。スマートフォンと連携し育成が可能。学習して育っていくうちに他の機体とは異なる、世界にたった一匹の個性を発揮していくようになります。
空間認識も可能。部屋の形を覚えて障害物を避けて動きます。
多数の軸やセンサーにより、機械的ではない、犬を模した自然な動作を実現。ポーズやダンスを教えて育てていくことも。本当にこれぞペットロボットです。
aiboが写真を撮影し、クラウドサービス「My aibo (マイアイボ)」に自動アップロードしていくので、思い出の写真をスマートフォンから見ることができます。
スペック
LTEデータ通信に対応し、SIMカードスロットも備えます。
CPU | 64bit クアッドコアプロセッサ |
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ディスプレイ | 有機EL×2(瞳部分) |
カメラ | カメラ×2(前方カメラ、SLAMカメラ) |
サウンド | スピーカー、マイク×4 |
センサー | ToFセンサー、PSDセンサー×2、 感圧・静電容量方式タッチセンサー 静電容量方式タッチセンサー 6軸検出システム(3軸ジャイロ・3軸加速度)×2 人感センサー、照度センサー、肉球×4 |
連続稼働 | 2時間 |
充電時間 | 3時間 |
寸法 | 約180 × 293 × 305 mm, 約2.2kg |
通信 | LTE, Wi-Fi b/g/n |
aiboベーシックプラン
本体代金とは別に、aiboベーシックプランへの加入が必須。aibo成長などに必要なクラウドサービス。「aibo専用モバイル通信サービス」もセットに。aiboベーシックプランは利用期間3年分で、月払い36回なら税別2980円/月。一括払いなら税別9万円。一括払いのほうが得ですね。
aiboケアサポート
任意加入。aiboの病気や怪我、つまり故障などに対応する補償サービスとなります。3年なら税別5万4000円。1年なら税別2万円。
健康診断・修理を上限回数無く、何度でも半額に。aiboは非常に駆動部が多いので、各部位の摩耗も想定されます。加入しておく方が安心です。
本体価格
本体価格は税別19万8000円。利用には別途、前述のaiboベーシックプランへの加入が必要。
発売日
2018年1月11日発売予定。先行予約はソニーオンラインストアにて11月1日23時01分から開始されましたが、既に予約販売分は完売となっています。次回販売再開時期は未定であり、改めて発表するとのこと。
展示
全国のソニーストアにて順次展示予定です。