Appleの韓国法人のオフィスが、韓国の規制当局に強制捜査を受けたことがわかりました。
これは英メディアMETROなどが報じたもの。今回捜査を指示したのは韓国の公正取引委員会。同委員会はAppleが韓国の携帯キャリアと不公平な契約をしたかどうか調査するためとしています。
韓国ではiPhone Xの発売日ということもあり、Apple強制捜査というのは大きなニュースバリューがあります。
韓国政府とSamsungは密接な関係があると言われており、Appleによる国内メーカーのシェア侵食に対し行動を起こした可能性も指摘されています。Samsungは韓国のGDPの多くを占めています。グローバルメーカーLGのお膝元でもあります。
iPhoneが韓国市場のシェア33%を握った2015年には、規制当局が外国企業のシェアを調査する特別チームを立ち上げています。
エンドポイント・テクノロジーズ・アソシエイツの社長、ロジャー・ケイ氏は、韓国の保護主義について批判しており、韓国の規制当局がアップル、グーグル、インテル、マイクロソフト、オラクル、クアルコムといったテック企業に対して偽りの告発を行っていると述べました。