※この記事はいわゆる「ネタバレ」を一切排除していますので、安心してご覧ください。(絵以外)
映画をみた。
小松菜奈と大泉洋主演の「恋は雨上がりのように」という。
あらすじはなんとも異端感があるのですが「女子高生がバイト先の45歳のおっさんファミレス店長に恋しながら、挫折した陸上競技に対してのモチベーションを取り戻してゆく」という作品。
突然ですが、記号としての「女子高生」を構成して、かつ魅力的にする要素ってなんだと思いますか?
優秀なすまほん読者諸賢はお分かりだと思いますが、わたくしkrauzioは「IT系女子高生」を連載させていただいておりますので、そこに関しての考察を常にしている訳ですが…
「フリフリしたミニスカ」が女子高生の記号でしょうか?
「揺れるセーラー服のリボン」が女子高生の記号でしょうか?
「パリッとした制服」が女子高生の記号でしょうか?
この映画のコンセプトは、以上ありがちなどれでもなくて…
「透明感」
「45歳のおっさんに恋してしまった」という、おおよそありえない女子高生に、記号としての女子高生らしさを与えるためには、こういったありがちな記号では物足りない(だって45歳に恋する女子高生がもう異端な)ので、絶対的な女子高生らしさが必要なわけですよ。
それは、「女子高生」という記号の高次にあって、かつ女子高生を構成する前提となる「透明感」という絶対的価値観によって強調されるわけなんですが。
それを感じたいのであれば、この映画最高なんで、みんなみてね。
下に、その断片を垣間見ることができる、主題歌の公式動画貼っておくんで!