OPPOはAndroidスマートフォン「OPPO R17」を正式発表しました。
水滴型ノッチ・画面内指紋認証センサー
フロントカメラ搭載のために画面上部中央をぶち抜いた「Essential Phone」「AQUOS」ですが、カメラがあまりにも出っ張りすぎて通知バーよりも下の領域までカメラが侵食しており、普段使う上で邪魔です。
もちろんこれから後を追う新興メーカー・守旧経営陣一掃後の再起をかけるメーカーが、「これまでのスマホとは違う」ということをアピールするための視覚的インパクトを重視した結果があの形状なので、一概にダメとまでも言いませんが。
ところが、OPPO R17は同じくフロントカメラのためのノッチを備えていながら、ノッチの形状は流線型で、非常に控えめ。OPPOはこれを「水滴屏(水滴ディスプレイ)」と呼んでいます。これなら普段あまり邪魔にならなさそうですね。画面占有率は公称値91.5%。
3Pマイクロレンズを搭載、指紋認証センサーを画面内に内蔵。これがベゼルレス化と背面ガラスの一体感にも寄与。
世界初・Snapdragon 670
前機種OPPO R15はSnapdragon 660を搭載していましたが、今回のR17はSnapdragon 670を搭載。これはつい先日正式発表されたQualcommのモバイルプロセッサーです。これを世界で初めて搭載することになります。
S670は、S660よりCPUは最大15%高速、GPUは最大25%高速、カメラ等画像信号処理ISPは最大30%省電力。
S660自体がわりと優秀だったので、順当な進化は喜ばしいことかもしれません。ただS6xxというミッドレンジ向けの印象が非常に強いSoCを搭載していることから、最近のOPPOのRシリーズは割高感があるとも中国メディアでは論評されていますので、R17に対してどのような評価が下されるのか気になるところですね。
ようやくUSB Type-C!
OPPOはR11sにおいても依然としてmicroUSBを採用、さらに後継機のR15においてもまだmicroUSBという、トレンドを追う中国メーカーとしては失態とも言える大きな弱点があったのに対し、今回はしっかりUSB Type Cに切り替えてきたのが好印象。もちろんVOOC急速充電にも対応します。
スペック
OPPO R17 ProはS710を搭載します。
OS | Android 8.1, ColorOS 5.2 |
---|---|
CPU | Snapdragon 670 |
メモリ | 8GB |
ストレージ | 128 GB |
ディスプレイ | 6.4型 FHD+ (2280×1080ピクセル) Gorilla Glass 6 |
カメラ | デュアルカメラ |
インカメラ | 25MP |
バッテリー | 3500mAh, VOOC |
寸法 | |
その他 | Wi-Fi 2.4/5GHz, Bluetooth USB Type C, 指紋認証 4G, VoLTE, GPS / A-GPS 加速度センサー,光センサー, 近接センサー |
カラーバリエーション
流光蓝(Streamer Blue)と霓光紫(Neon Purple)の2色。どうでもいいですが、最近の中国機のカラーの漢字表記、かっこいいですよね。
発売日
中国国内では8月18日。