OPPO R15正式発表
中国OPPOは、最新のAndroidスマートフォン「OPPO R15シリーズ」を正式発表しました。
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縦長・ベゼルレスを追究
実のところ、前モデルであるOPPO R11sとよく似ています。特に筐体寸法はR11sとほぼ同じ。
異なるのは前面ディスプレイです。R11sの時点で画面比率18:9・画面占有率は85.8%と十分に狭額縁でしたが、R15では画面比率19:9・画面占有率90%となり、より今風になりました。前面上部にはもちろんノッチあり。
縦長化・狭額縁設計を追究したのが本機ということになります。
R15(通常版)とR15 Pro(梦镜版)の2種類
見た目の違い
通常版(R15)と夢鏡版(R15 Pro)があります。まず大きな違いは見た目です。
通常版は热力红、星空紫、雪盈白の3色。
夢鏡版はさらに光沢を強調し、より反射する仕上げに。
夢鏡版のカラーバリエーションは、セラミックの「陶瓷黑」と、真紅と黒のグラデーションが魅力的な「梦镜红」、そして神秘的な「梦镜紫」の計3色。
性能の違い
OPPO R15(通常版)は、MediaTekのSoCであるHelio P60オクタコアプロセッサを採用します。
OPPO R15 Pro(梦镜版)はQualcommのSnapdragon 660を搭載。これはR11sと同じSoCです。
カメラ構成は、R15は1600万画素+500万画素、R15 Proは1600万画素+2000万画素。
電池容量は、R15が3450mAh、R15 Proが3400mAhと誤差レベルで差があります。
堅実な改善機、買い替えの必要はない
R11sから変わったこととして、ベゼルレス化の他にも、バッテリー容量も3205mAhから3400mAh以上に、実行メモリも4GBから6GBに増量。堅実な変更がなされています。
一方で、他の進化点には乏しいです。SoCも向上しているわけではないですし、OPPO R11/R11sの最大の不満だった「USB Type C非対応」という欠点も改善されず、残念ながら未だにmicroUSB端子のままとなっています。
「これから最新のOPPOの機種を買うなら、これだ!」と言うことはできますが、「R11sからの買い換えは、決め手に欠けるよね」というのが正直なところ。
いい意味で変わっていないのは、3.5mmイヤホンジャックを引き続き備えている点ですね。
ColorOS
AndroidベースのColorOS5を搭載。iOSライクなUIにまとまっています。
AIカメラ
リアカメラはSONY製IMX519を採用。カメラ画素数は2000万画素+1600万画素。AIによるポートレートモード、デュアルカメラボケなどを実現します。
フロントカメラは2000万画素。自撮りではAI Smart Beautyが作用し、美顔補正が期待できます。
VOOC急速充電
OPPO独自のVOOC急速充電に対応。公称の理論値によれば、5分の充電で最大2時間の通話が可能とのこと。
スペック
R15 (PACM00) | R15 Pro (PAAM00) | |
---|---|---|
OS | Android 8.1 Oreo ColorOS 5.0 |
|
CPU | MediaTek Helio P60 2.0GHz オクタコア |
Snapdragon 660 2.2GHz オクタコア |
メモリ | 6GB | |
ストレージ | 128GB | |
ディスプレイ | 6.28型AMOLED 19:9 Full HD+ (2280×1080) |
|
背面カメラ | 1600万画素+500万画素 | 1600万画素+2000万画素 |
前面カメラ | 2000万画素 | |
バッテリー | 3450mAh | 3400mAh |
寸法 | 155.1 x 75.2 x 7.4 mm | 155.3 x 75.0 x 7.5 mm |
重量 | 175g | |
その他 | VOOC急速充電 |
価格・発売日
OPPO R15(通常版)は2999人民元(約5万1000円)。OPPO R15 Pro(梦镜版)は、梦镜红(レッド)が3299人民元(約5万6000円)、陶瓷黑が3499人民元(約6万円)。いずれも中国市場にて発売済み。
OPPO R15 Proの梦镜紫は、数量限定となり、4月16日10時より販売開始となります。価格は349人民元。
日本市場での投入可否・発売日・価格はまだアナウンスされていません。追記:日本版発売がアナウンスされました。