海外リーカーBen Geskin氏は、Appleが開発中の2019年モデルiPhoneのプロトタイプは、ノッチ(画面上部中央の切り欠き)を縮小していると伝えました。
2019 iPhone prototype: Infrared lens and front camera are integrated. Smaller notch expected. pic.twitter.com/5L9oJQx2ux
— Ben Geskin (@VenyaGeskin1) 2018年10月29日
この試作iPhoneは赤外線レンズとフロントカメラを統合し、ノッチ縮小を実現しているとのこと。
iPhone Xはノッチ部分にTrue Depthセンサー類を詰め込むことで、高度な顔認証を実現しています。しかしこのノッチが大きすぎることで、デザインを悪化させている、動画視聴時などに没入感を阻害する、画面の情報表示量が減る、バッテリー残量の常時表示すらできないなど、はっきり言って邪魔です。中国メーカーを始めとしたAndroid陣営が果敢にノッチ縮小・ノッチ排除・ベゼルレス競争に挑む中、巨大なノッチはもはや弱点と化しています。
Ben Geskin氏曰く、これは試作機の一つに過ぎないとしており、実際の製品でノッチが縮小されるかどうかは不明です。もし実現するとすれば喜ばしいことですね。
ただ、結局ノッチが残ることに変わりはありません。ノッチよりも、不出来なソフトウェアを改善すべきではとも思います。動画フルスクリーン再生時にはノッチを迂回する、バッテリー残量アイコンをパーセンテージ表記に置きかえ可能にする、などのソフトウェアの基本的な改善をAppleがサボっているのが問題であり、こうした問題に真摯に取り組んでいる競合のAndroidメーカーの方に私は好感を覚えます。