予算5万円以下でスマホを探す全人類が知るべき Google Pixel 3a レビュー すまほん!!

 Google Pixel 3aを購入し、使ってみました。結論から言うと最強カメラとおサイフケータイまで載っているのに予算5万以内で買える、えげつないスマホです。Googleはなんてものを生み出してしまったのか……。

 それでは詳細をレビューしていきます。動画での外観チェック・簡易レビューはこちら

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外観

 改めて外観をチェック。シンプルな外観でツルッとしたポリカーボネートボディが綺麗です。電源ボタンのオレンジカラーがワンポイントアクセントになっていて白が際立ちます。

(左:Pixel 3a XL, 右:Pixel 3a)

 それでは正面からのサイズ比較。Pixel 3a XLはiPhone XS Maxと縦の長さがほぼ一緒です。Pixel 3aはそれにくらべて若干小さめ。

(左:Pixel 3a XL, 中央:Pixel 3a, 右:iPhone XS Max)

 18.5:9のディスプレイを採用。ベゼルは最近の機種にしては太めと書かれている媒体もありますが、個人的には全然気にならないと思います。

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Pixel 3aはあまり気合を入れずに上下(通知バー・ナビゲーションバー)に指が届くので操作しやすいです😉

 ディスプレイは5.6インチ有機ELで、解像度はFHD+(2220×1080)。流行りの角丸ディスプレイです。ハードウェアのどの部分を見ても角がないデザインなので個人的にはディスプレイの角丸はアリ。

 フロントカメラは、Pixel 3では標準と広角のデュアルカメラでしたが、Pixel 3aではシングルカメラに変更されています。

 背面は近年の流行りであるデュアルカメラではなく、約1220万画素のシングルカメラ。指紋認証部分は背面にあります。

 ほとんどのハイエンドデバイスでは消えた、イヤホンジャックも搭載。近年はワイヤレスイヤホンの普及であまりイヤホンジャックが必要でないというユーザも増えてきてはいるものの、未だ根強い有線イヤホン派がいるのも事実であります。個人的にはイヤホンジャックはないほうが嬉しいかな、と思います。

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音ゲーなど一部用途を除くと、ワイヤレスヘッドホンでも十分ですよね。
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 スピーカーはステレオスピーカー。受話部と下部の右側のところから再生されます。音質はまあまあですが、iPhoneと比較すると最大レベルが小さいかなと感じます。最大音量でもちょっとうるさいかな?というくらいなので、音楽を流して使う用途では向かなそうです。

 ポートはUSB Type-CでUSB 2.0対応。充電はUSB PDに対応しており、最大9V2Aの18Wで充電が可能です。体感時間では0%付近から1時間ちょっとでフル充電されました。

Pixel 3と何が違う?Pixel 3aの変更点まとめ

 Pixel 3との違いを簡単に説明します。細かい部分でいくつかありますが、抑えておくべき「大きく異なるポイント」はこの4つです。

SoCがミッドレンジに

 1つはチップセットです。Pixel 3にはSnapdragon 845が採用されています。これは昨年のハイエンドモデルで多く採用されていたチップセットなのでパワーや実力は最高峰。

 それに対してPixel 3aはSnapdragon 670が採用されています。

 こちらはミドルレンジのスマートフォン向け。具体的な採用例としては、OPPO R17やVivoのスマホなど。

 スペックはハイエンドの845には敵いませんが、Snapdragon 710と同等のISP(画像処理プロセッサ)が搭載されていたり、スペックもミドルクラスにしては十分なものを備えています。

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最高設定でゲームをするわけじゃないなら、S670でもかなりイケる❣

ワイヤレス充電非対応に

 2つ目にワイヤレス充電。Pixel 3ではワイヤレス充電(Qi)に対応していましたが、Pixel 3aではワイヤレス充電機能は排除されています。

(Qi対応Google純正アクセサリーPixel Standは、Pixel 3aでは使えません)

 なのでQiが必須ならPixel 3、必須ではないならPixel 3a、という選択肢になるかと思います。

防水性能がランクダウン

 3つ目に防水防塵性能の違いです。Pixel 3ではIP68相当つまり完璧な防塵で水面下での利用が可能ということになります。それに対してPixel 3aはIP52相当、粉塵からの保護され降雨による影響を受けないということになります。

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 つまり、Pixel 3は水中でも問題ないけど、Pixel 3aは雨に濡れた程度ならセーフ!水をかけたり水没はアウト。ということになります。なので、防水性能重視する人はPixel 3一択ですね。

ストレージオプションが64GB一択に

 4つ目にストレージの差です。Pixel 3は64GBモデルに加え、128GBのモデルが選択可能です。しかしPixel 3aは64GBモデルのみ。

 なお、PixelシリーズはmicroSDに対応していないので、ストレージは特に大事。ゲームや動画などたくさんのコンテンツを入れたい場合はPixel 3のほうが向いているかもしれません。

 逆に、あまり大容量コンテンツをストレージに保存しない人なら、64GBでも問題ないでしょう。また、最近は大容量プランも増えてきましたし、たとえばソフトバンクのウルトラギガモンスター+のようなプランを契約し「ストリーミングしまくるからOK!時代はクラウド、内蔵ストレージ容量なんていらない!」という人も、問題ないかもしれませんね。

カメラ機能

 カメラ仕様を改めておさらい。フロントカメラは約800万画素でシングルカメラリアカメラは約1220万画素でシングルカメラ

 このリアカメラはPixel 3と同等のものが搭載されており、「夜景モードがすごいと話題になったPixel 3と同等のものがミドルクラスで使える!」と考えると、これは気になります!

 ただ、近年はデュアルカメラ、トリプルカメラの機種が増えています。これらは複数のカメラを使って画質を向上させたり画角を切り替えたりとスマートフォンカメラの域を超える表現が可能になってきています。

 そんな中で、Googleが出したフラグシップモデルはシングルカメラ。なぜシングルカメラなのか。振り返っておきます。

なぜ単眼?その理由

 Pixel 3のカメラは写真をどうしたらうまく仕上がるかを100万枚もの画像を使って機械学習させることによって撮影後の写真がハイクオリティに仕上がるようになっているそうです。

 つまり、ハードウェアで解決するのではなく、ソフトウェアによって写真をもっとハイクオリティに仕上げる努力をした、ということです。

 そのためカメラは2つも3つもいらない、1つで十分という結論に至ったとのこと。

実際に撮影してみた

 そんなGoogleが自信満々に送り出すカメラ機能はどうなのでしょうか。ただの強がりで、実はデュアルカメラのほうが良いのでは……?などと疑心暗鬼になりつつもPixel 3aのカメラで遊び倒してみました。

 まずは通常のカメラモード。適当に街中を歩きつつパシャリ。手ぶれ補正もしっかり行われていてて色味も自然で綺麗です。しかもこの写真は若干ズームして撮影したのですがあまり粗さが際立たないのも超解像ズームのおかげですね。

画像をクリックするとFlickr(最大サイズで表示)へ移動します

 次に食べ物はどうでしょうか。先日焼肉を食べたときのお肉を撮影しました。特に拘ることなく、シャッターを押すだけ。肉の質感や脂の感じが画面越しに伝わるのではないでしょうか。

画像をクリックするとFlickr(最大サイズで表示)へ移動します

 そして最後に気になる夜景モードを試してみました。

 「夜景モードって言ったってなんだかんだノイズだらけで所詮スマホの写真でしょ?」と期待していませんでしたが、撮影後にそれは大きな過ちだったと気づきました……!

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 こちらが夜景モードを使って手持ちで撮影した写真です。トリミングや加工など一切してない状態です。どうでしょうか。都庁からの夜景ですが、綺麗に撮れていると思います。左(Before)がiPhone XS Maxのデフォルトカメラアプリで撮影した写真、右(After)がGoogle Pixel 3aで撮影した写真です。

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夜景キレイすぎる。ミッドレンジでこれは激アツ🔥

 拡大してノイズを見ても、スマートフォンにしてはノイズも少ない方ではないかと思います。

(拡大した様子。ディテールがしっかり保持されている。最大サイズはこちら

 何が恐ろしいって、これが、三脚いらずで撮影できるということ。通常ならスマホで夜景を撮るとしてもしっかり固定しなければブレたりするものなのですが、Pixelなら三脚なしで手持ちでもOK。そしてプロのような詳しくない人でもワンタップで撮影できるのは優秀だなあと思いました。

 別の場所でも試してみました。こちらも比較用でiPhone XS Maxのデフォルトカメラアプリで撮影した写真も用意しました。左がiPhone XS Maxの望遠側、右がGoogle Pixel 3aでデジタルズームしています。Pixel 3aにも超解像ズームが搭載されているのでちょっとのズームじゃあまり劣化は感じないのではないでしょうか。

Pixel 3は「夜景モード処理の『時短』」ができる!

 さて、Pixel 3aの夜景モードは大変綺麗に撮れることがおわかりいただけたかと思います。

 しかし、このPixel 3aには3と若干違う箇所があります。それがISP(画像処理プロセッサ)です。

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 実はPixel 3にはVisual CoreというISPが搭載され、これにより夜景モードやポートレートモードなど高速で処理します。そのためPixel 3では夜景モードで撮影した直後には先程のような写真が出来上がります。

 それに対しPixel 3aではVisual Coreが非搭載のためSnapdragon 670内蔵のISPで処理を行っています。そのため夜景モードで撮影したあとすぐ写真を見ると残念な写真がプレビューされます。しかし5秒ほど待つと処理が完了し、綺麗な夜景の写真が完成。

 つまり、Pixel 3aで夜景モードを利用するとPixel 3に比べて処理に若干時間がかかる。しかし出来上がりの写真は差がわからないくらいGoogleがしっかり調整しているようです。

 ただ、処理に時間がかかるとはいえ夜景モードで連続撮影はできますし、あくまで撮影直後にすぐプレビューすると少しの処理待ちが発生するだけなので、あまり気にするところでもないかなと思います。(逆に綺麗な写真ができあがる過程をインスタントカメラのような楽しむのもアリ?)

モーションオートフォーカス

 使ってて気づいたのですが、フォーカスが追跡します。一度画面をタップしてフォーカスを決めるとその位置から絶対にフォーカスが変わらないのです。

(被写体を認識して、フォーカスが指定箇所に粘り続ける!)

 スマホを動かしてもその地点をしっかりロックして離さないので使っていて面白いです。

 このモーションオートフォーカス機能は動画でも利用できます。動画撮影中に被写体をタップすると被写体が動いてもフォーカスを追い続けてしっかり撮影できます。最近のミラーレスカメラではよく聞くモードですが、まさかそれがこのミドルクラスのスマホに搭載されているとは驚きでした。

Pixel 3aの各機能を使った感想

指紋認証

 筆者、背面に指紋認証がある端末は初めて使いました。Z5は側面、iPhoneやHTC U11は表面なので、背面の指紋認証はどうなのかな?と思っていました。

 案の定ちょっと面倒ですね。机においているときにちょっと見たくても手にとって背面に指を置かなければいけません。普通にポケットから出して使う分にはノープロブレムなのですが、一部シーンにおいてはやはり背面は不便だと実感しました。

 ただ速度は十分速いです。ミスすることもほぼなく優秀だなと感じました。対応しているアプリケーションなら指紋認証でロック解除したりできるので、この時代生体認証は必須ですね。

スピーカー

 適当にSpotifyで音楽をかけてみましたが、音が小さいです。最大音量にしてもちょっとうるさいかな?と思うくらいで近所迷惑になるほどの出力は期待しないでください。また、音の広がりもないので、あくまでステレオで鳴ってる程度に考えておくと良いです。どうしてもこだわるなら、NFC対応のBluetoothスピーカーを別途用意するといいかもしれないです。

サウンド

 音がかわいいです。全体的に丸く角のないデザインですが、サウンドも世界観が作り込まれています。通知音が鳴るたびにこっちが幸せになりそうな可愛さがあります。

Active Edge

 Pixel 2から握ってアクションを起こす機能が備わっています。この機能はもともとHTC U11でも備わっていた機能で筆者も使っていました。

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HTCがPixelシリーズを作っていましたが、GoogleがPixel開発部隊を丸ごと買収し、Active EdgeがPixel 3に継承されています。
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 ただHTC U11のときは握ってアプリを立ち上げたりスクリーンショットを撮影したり様々な設定が可能でした。しかしPixelに搭載されているActive EdgeはGoogleアシスタントを起動するだけ。それかアラームや通知を止めるだけで、それ以外のことには使えません。正直いらないです。個人的には握ってカメラ起動したり、好きなアプリ立ち上げたりできるのかな?と思っていたので残念でした。

FeliCa

 Pixel 3aもしっかり対応したFeliCa。正直FeliCa対応していなければ買わなかったくらい大事なポイントです。以前利用していたHTC U11からGoogle Payやおサイフケータイを移し利用してみましたが、エラーになることもなく快適に改札・会計を済ませることができました。

 またあまり気にしない人もいるかと思いますが、本体におサイフケータイのマークがないのも端末のデザインが優先されている感じがあって、そこもまた好きなポイント。無駄がないデザインは素敵。

 ちなみに、Pixel 3aのFeliCaは指紋認証部分に搭載されているようなので、うまく決済ができない人はそのあたりをかざしてみてください。

ゲーム

 皆さん気になるのはゲームの動作感ではないでしょうか。試しに人気ゲームを数種類試してみましたので感想を。

Pokemon GO

 マップやプロフィールを閲覧しているときに多少のカクつきはあるものの、マップやポケモンを捕まえるシーンは滑らかに動きました。ARもしっかり対応しているので十分楽しめるかと思います。

PUBG Mobile

 HD画質でプレイしましたが、快適にプレイできました。あまり慣れてないので勝てませんでしたが、結構熱中してしまうくらい快適に遊べちゃいます。

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アイドルマスターシンデレラガールズ スターライトステージ

 通称”デレステ”も3Dリッチでコマ落ちをほとんど感じること無く快適にプレイできました。さすが、Snapdragonに最適化されているだけあって、グラフィックスも綺麗でした。ただ私が下手なのか、ノーツのこぼれ?が発生しました。一気に大量に来たときに感じるので私が下手なのかも……?Pixel 3aでプレイしているPの皆さん、教えていただけると幸いです。

純正ケースの使用感

 購入時一緒に純正ケースも購入しましたが、この純正ケースもなかなか良いです。程よいグリップ感を生み、そして端末のデザインをマッチしていてかなり気に入っています。ただ布製なので長期間使っていると臭いや汚れが気になってくるとは思うので、これからの夏の季節。ポケットにいれるのを徐々にためらってきています。

総評

予算5万以内のAndroidスマホを探している全人類に、Pixel 3aをおすすめしたい。

 5万円でお釣りが来る価格なのに日本のおサイフケータイもしっかり対応。改札だって支払いだってエラーなく快適に利用できます。更にはハイエンドと肩を並べる最強のカメラ性能も搭載。インスタ映えだってこの1台で狙えちゃいます。そしてミドルクラスのスマホにありがちなOSアップデート問題もなく、Pixelなら安心して3年間使えます。そしてミドルクラスのスマホで妥協せざるを得ないゲームもPixel 3aなら快適にできます。ミッドレンジの概念を打ち壊し、基準を一段階引き上げた感があります。

 ただ、最初に述べた通り、それでもPixel 3aはあくまでミドルクラス。ハイエンドに匹敵する性能はない上に、ワイヤレス充電がない、ストレージが64GBに減っている、防水性能もガクッと落ちているなど、何箇所がコストダウンされていることをお忘れなく。逆に、それらが問題なければ、本当に強くオススメできる最強のスマホです。

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