LINE Financialと野村ホールディングスが設立したLINE証券株式会社は、LINE上で取引ができるスマホ投資サービス「LINE証券」の提供開始を発表しました。本日からAndroid版LINEで先行スタート。なお、iOSのサービス開始は「もうしばらくお待ち下さい」とのこと。
人生100年時代を迎え、今の「働く世代」は終身雇用の崩壊や年金制度の持続性に不安を感じており、資産形成や投資の必要性を感じつつも、投資に対する知識不足や苦手意識がハードルになっているといいます。
月間利用者数8100万人を超えるコミュニケーションアプリ「LINE」を通して未経験者・初心者でもわかりやすいサービスを目指して「LINE証券」を開発したとのこと。
サービス開始第一弾として、厳選した日本の有名企業100社と国内ETF9種類を「LINE」上で1株/1口、数百円から取引できるとしています。多数の銘柄が3000円以下で少額投資が可能とのこと。
LINEから6タップで取引可能なシンプルさがセールスポイント。銀行口座振り込みやLINE Pay残高による入出金が可能。
平日夜21時まで即時注文・即時約定可能のため、ターゲット層の働く世代でもライフスタイルに合わせて利用しやすいといいます。
口座開設申込はLINE上で最短約3分。LINEアプリ内の「ウォレット」タブから「証券」アイコンをタップ、「LINE証券」トップ画面の「口座開設(無料)」のリンクをタップ。その後、4営業日ほどで簡易書留ハガキが届くため、ハガキに記載のQRを読み取れば完了とのこと。
少子高齢化を迎え明らかに年金社会福祉が制度疲弊を起こし、若者と現役世代に重く負担がのしかかるも、従来の制度だけでは老後の貯蓄をまかなえない事実が広く認識された昨今、積立や投資には一定の関心が集まっており、こうしたスマートフォンで始められる投資サービスには今後も需要開拓の余地が大きそうです。