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YouTubeのAI、ロボット同士の破壊競技を「虐待」と認定。動画を削除へ

 AIがロボットへの虐待を許さなかった……と聞くと、まるでSFやスカイネットのような展開ですが、詳細は以下から。

 海外サイトHypebeastは、YouTube上から「BattleBots」の動画が削除されていると伝えました。

 BattleBotsとは、アメリカで人気、20年の歴史を持つテレビ番組シリーズ。ロボット同士を戦わせて、相手を破壊したほうが勝利という極めてアメリカらしい派手な競技です。

 ルールは、総重量や最大電圧、「放射性物質など使用禁止」といった各種規定が定められているものの、規定を守れば火炎放射器やノコギリ、ガス圧式射撃武器も使用可能。金属と金属が(文字通り)火花を散らしてぶつかり合う、最高にクールな競技です。

 BattleBotsに関する動画や出場者のチャンネルなどがYouTube上から削除されたようです。

 削除理由として、「動物に、故意に苦痛を与えたり、無理やり戦わせるコンテンツをYouTubeは許可しません」としており、動物虐待を禁止するサービス条件に違反したものと表示されています。

 YouTubeはAIで動画の削除を実施しており、AIがロボット同士の激しい戦いを、動物同士を無理やり闘技させ虐待する動画として誤検知したようです。学習不足で動物とロボットの違いを認識できなかったのでしょう。

 もちろんYouTubeの規約には「ロボット同士の戦い」を禁止するポリシーは存在せず、その後、削除された動画やチャンネルは無事に復旧、再公開されました。

 個人的にもBattleBotsは好きなので、YouTube上で復活して一安心。BattleBotsの源流はイギリスのテレビ番組「Robot Wars」にあり、こちらもなかなか派手です。

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