SONYは、現在行われているテクノロジーの祭典CES 2020において、モビリティ(交通能力)における安全性をリードする目的で、「VISION-S」というプロジェクトで推進し、そのプロジェクトの一貫として車を製作し、発表しました。
この車はまだ試作段階ですが、ハードウェアはSONYの車載向けCMOSセンサーやToFセンサー(Time-of-Flight:赤外線の反射時間によって距離を測定)など、合計で33個のセンサーを搭載しており、ソフトウェアはSONYのイメージング・センシング技術、AI、通信、クラウド技術などを用いて開発され、まさにハードウェア、ソフトウェアともにSONYの技術の結晶となっています。
周囲360°を常に検知しておくことで安全性を高める「Safety Cocoon」というコンセプトをもとに開発された様々な技術がこの車に搭載されています。
さらに各シートにはスピーカーが設置されており、「360 Reality Audio」という立体音響を実現するシステムが搭載されています。
https://youtu.be/j1RAdaSFWkM
この車の開発はSONYのロボットワンちゃん「aibo」を開発したチームによっておもに設計され、車体の製造はカナダの自動車部品大手、マグナ・インターナショナル子会社に委託したOEMの様な形となっています。
この車は、一般販売の予定はないが、2020年度中には公道での自動運転の実験を行うとのこと。
「SONYの車」って響きいいですよね。おしゃれなこの車、1度は試乗してみたいものです。