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インド、4G/5G通信網に自主開発設備を投入か

 全世界で整備が進められており、華為、エリクソン、サムスン、ZTEなどが先行している5G通信網ですが、これに「インド勢」が加わろうとしています。

 インド最大手の通信キャリア「Reliance Jio」が4G/5G通信網設備の開発に乗り出し、今後は自給自足を目指していくと、インド「経済時報」の報道として、中国「C114中国通信网」が伝えました。

 同報道によれば、Reliance Jioは4G/5G通信網設備を既に開発、これによってサプライヤーへの依存度とコストを抑止するそうです。今回開発された設備はノキアの4G技術を代替するもので、目標は5G展開時に自給自足を実現することにあるとのこと。

 Reliance Jioによると、同社は完全に自動化されたクラウドネイティブプラットフォームで実行される両端の5G技術を開発。試験後にネットワーク設備の現地生産を目指し、既にインド電信部へテスト申請しているそうです。

 同通信キャリアの全ての4G無線ネットワークはサムスンに依存しており、既にサムスンと5G試験を申請しているとか。

 5GとIoT領域での地位を高めるため、同社の親会社Reliance Industriesは2017年にRancore Technologiesと提携、2018年には米国のソフトウェア会社Radisysを買収すています。

 華僑、エリクソン、ノキア、サムソン、ZTEが5G通信網設備市場を主導していますが、ベトナムの軍用電子電信会社Viettelは、今年1月に5G基地局の開発成功を発表しており、まだ食い込む余地はあると見たのでしょうか。

 ただし2019年、Reliance Jioは革新的な5G技術を自主開発すると大風呂敷を拡げたものの、その後ノキアとエリクソンの設備の採用を発表したとの経緯があり、現時点では本当に自主開発した設備を採用するのかどうか、不透明だそうです。

 「5G」と「インド」という少し意外なニュースで、今後5G通信網市場の勢力図が動くのか面白いところですが、この通信キャリアの大風呂敷が実現するかは、あまり信用できないかもしれません。

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