弊誌はアフィリエイト広告を利用しています。

一億総クリエイター時代!日本HP、新型PC&VR製品発表

 日本HP(ヒューレット・パッカード)は、 クリエイター向けPCとVR新製品発表会を開催しました。

クリエイター増加到来に見合うHP新製品

 株式会社日本HP専務執行役員パーソナルシステムズ事業統括の九嶋俊一氏は、コロナ禍での取り組みとクリエイター市場戦略について解説。

 「最大の競争優位は、本当に大変な時に正しい行いをすること」というHPの共同創業者Bill Hewlett氏の言葉を挙げ、在宅勤務にて事業継続、コロナ禍での3Dプリンターで人工呼吸器バルブやマスクを作成し、5月末までに230万出荷する医療現場支援など、新型コロナウイルス対策支援の取り組みをしてきたことを紹介。

 日本でのコロナ禍での新生活様式の調査結果。テレワーク経験者は東京で55%、全国で34%。オンライン学習は東京で69%、全国で45%。ネット接続にPCが使われる時間も2割以上増加。特に若者世代は自己表現のクリエーションの中で61%がPCを活用。これまで無縁だったユーザーもクリエーションを始める「1億総クリエイター時代」が到来と見ているとのこと。

 HPのクリエイター向けポートフォリオは3種類。大きく分けて「プロフェッショナル」「プロシューマー」「クリエイター」。

 プロフェッショナル向けとしては、たとえば多くの映像プロダクションでHP製品が採用。海外ではDreamWorks、日本では「サンライズ」や「東映アニメーション」、エヴァの「スタジオカラー」、新海誠の「コミックス・ウェーブ・フィルム」など。プロシューマーは、プロと同じような性能を求めるYouTuberやGig Worker(単発で仕事を請け負う人)など。

 本日発表の新製品。特に注目なのがプロ向けノートPC「ZBook」。

HP ZBook G7 (Studio / Create)

 ZBookシリーズの最新ラインナップとなる「HP ZBook G7」。天板のロゴが新たにZロゴに変更。筐体はCNCアルミニウム、陽極酸化仕上げによる高い耐傷性を誇ります。ネジ不要のユニボディ。MIL-STD810準拠の12万時間に及ぶ負荷テストをクリアしています。

 優れた冷却機構などを備えたパフォーマンスの高いモデル。

 従来モデルよりも体積比22%ダウンでより軽量コンパクトに。スピーカー部分には再生利用オーシャンバウンドプラスチックを使用。

 NVIDIA Quadro RTX4000を搭載したモバイルワークステーション「HP ZBook Studio G7」と、RTX2070/Superを搭載しつつクリエイター向け15インチノートPCとして世界最小の「HP ZBook Create G7」の2機種。

 HP ZBook Studio G7の価格は32万円(記事中全て税別)から。発売日は8月下旬。HP ZBook Create G7は22万6千円。発売日は8月下旬。

HP ZBook Firefly G7

 小型軽量をイメージさせるサブブランド「Firefly」を冠した「HP ZBook Firefly G7」。14インチと15.6インチで展開します。

 NVIDIA Quadro P 520グラフィックスと第10世代インテル Coreプロセッサーを搭載、3D CADや3Dクリエイターの用途にも利用可能。輝度550nitの明るく鮮やかなHDR 400 4K UHDディスプレイは、を実現し、屋外などの周辺光の多い環境でも表示できます。

 HP ZBook Firefly 14 G7の価格は18万5000円から。HP ZBook Firefly 15 G7は18万8000円から。いずれも販売開始時期は8月上旬。

HP Reverb G2 VR Headset

 Steam VRプラットフォームネイティブ対応のVRヘッドセット。豊富なVRコンテンツをすぐ利用。ハードウェア面でValveと提供、オーディオを共同開発。空間オーディオに対応。

 6DoF対応。片目で2K、両目で4Kの高解像度により、テクスチャを鮮明に表示。瞳孔間距離を調節可能に。没入感を高めています。ケーブルも6mに延長。

 価格は5万9800円から。販売開始は9月上旬。

カジュアル層向け クリエイター製品ラインナップ

 日本HPの調査としては、クリエイター層内の割合として、65%がカジュアル製品を選択しているとのこと。インドや韓国、米英と比べても多い比率です。

ENVY 15

 Envy 15は、初の本格的クリエイター向けPC。Adobe CCなど主要クリエイティブ製品が快適に動作するお墨付きであるRTX Studio製品。

 第10世代のインテル Core i9(Hシリーズ)プロセッサー、NVIDIA GeForce RTX 2060 with Max-Q Design、最大32GBのDDR4メモリーを搭載。高速レンダリングやシームレスなビデオ編集が可能。

 ディスプレイは100% DCI-P3の色域カバー、100,000:1のコントラスト比、400nitの高輝度の4K OLED。

 HP製PCとiOS/Android/Chromebookデバイス間で高速にやりとりするAirDropのようなアプリ「HP QuickDrop」をプリインストール。クラウドではなくP2Pですぐに転送できます。

ENVY All-in-One 32

 「HP ENVY All-in-One 32」は、31.5インチのオールインワンPC。第10世代インテルCore i7 / i9プロセッサー、最大でNVIDIA GeForce RTX 2080 Super with Max-Q Designのグラフィックス、最大32GBのDDR4メモリ、最大1TB SSDと2TBのHDDのデュアルストレージを選択可能。

 RTX Studioに対応。リアルタイムレイトレーシングとAIアシストにより主要なクリエイティブアプリを快適に実行可能。たとえば高解像度動画のリアルタイム編集とプレビューも最適化されており、スピーディーなクリエイティブ作業が可能。

 Bang & Olufsenがカスタムチューニングした内蔵型のフロントツィーターやサブウーファーを搭載。「HP Audio Stream」により、内蔵スピーカーをスマートフォン用高音質ワイヤレススピーカーとしても利用可能。HP ENVY 15同様に「HP QuickDrop」もプリインストール済み。

HP ENVY Desktop TE01

 別途ディスプレイを用意してにこだわりたい人向けに、タワー型「HP ENVY Desktop TE01」。こちらもRTX Studio対応。

 第10世代 Intel Core i5 / i7プロセッサー、NVIDIA GeForce RTX 2060 Super搭載。従来の25mmから35mmに大型化したヒートシンクで強化された排熱処理機構。冷却効果増大により騒音レベルも29dbA~32dbAの静寂性を実現。

HP Spectre x360 15

 Spectre x360 15は、色域を最適化された15インチ4K OLEDディスプレイを搭載しながらも、ベゼルレス化により14インチ同等サイズを実現、変形機構も備えています。第10世代Intel CoreプロセッサとGeforce GTX GTX1650によるハイスペックなノートPC。重量は1.92kg。

 傾き検知と4096段階筆圧検知対応のアクティブペン対応。Adobe Fresco対応デバイス認定となっています。

投入時期と価格一覧

詳しく読む

PC」についての他の記事

自由自在に使える!夢の2画面PC「Yoga Book 9i」12月8日発売

2023-12-07 18:34:40會原

LenovoSurface NeoYogaYoga Book 9i取材記事

Surface Neoじゃん!Lenovoは、日本市場にて「Yoga Book 9i (Gen 8)」を正式発表しました。発売日は12月8日。価格は38万2800円前後。新機軸のフォームファクタによって、無限の可能性を謳うとともに、利用者に「様々な使い方を開発して欲しい」といいます。100% DCI-P3カバーの13.3型有機ELディスプレイ(2880×1800)を2枚搭載。表面ガラスはCorni...

【!?】VAIO、ムーミンとコラボ

2023-11-30 12:33:57會原

VAIOVAIO F14VAIO F16ムーミン

VAIO株式会社は、人気キャラクター「ムーミン」とコラボした「VAIO F16・F14」をVAIOストア限定で販売すると発表しました。ちょっと意外な組み合わせですね。ムーミンは1945年にトーベ・ヤンソン氏によって初めて出版されたシリーズ。今回のコラボは「ムーミン・コミックス」のイラストから。熟練の技術者によるレーザー刻印で表現された天板のイラスト、本体カラーと調和するオリジナル壁紙による特別デザ...

HP、KDDI回線データ通信5年間無制限の利用権付きeSIM対応PCを発売。法人向け

2023-11-18 13:01:17會原

HPKDDI法人向け

日本HP(ヒューレット・パッカード)は、KDDIとの協業によるMVNOサービス「HP eSIM Connect」を発表しました。11月16日より法人向けに販売を開始しています。データ通信5年間無制限の利用権の付いた、eSIM対応モバイルPCを発売。4G LTE / 5G通信が利用可能。追加費用なし、速度制限なしでデータ容量無制限を提供します。オンライン上での開通申請やアプリによる簡単設定に対応する...

90Hz有機EL搭載!「Steam Deck OLED」新登場

2023-11-10 03:17:45會原

SteamSteam DeckSteam Deck LCDSteam Deck OLEDVALVE

米Valveは携帯ゲーミングPC「Steam Deck OLED」を正式発表しました。HDR対応の有機ELディスプレイ搭載が最大の特徴です。ピーク輝度は大幅に向上、400nitから1000nitに引き上げられているほか、リフレッシュレートも60Hzから90Hzに。7.4型ディスプレイや解像度1280×800はそのまま。ストレージ容量は512GB(549.99ドル)/1TB(649.99ドル)。 プ...

世界最軽量ノートPC「FMV UHシリーズ」に、Ankerの充電器とケーブル同梱

2023-11-01 19:04:19會原

AnkerfcclFMV取材記事

Ankerは、レノボ傘下FCCL(富⼠通クライアントコンピューティング)との協業を発表。世界最軽量モバイルノートPC、FMV「UH シリーズ」に、充電器とケーブル「Anker PowerPort III 3-Port 65W Pod with 6ft C-C cable」 を同梱すると発表しました。パソコン本体が軽いだけではなくセットで軽さを追求することでユーザー体験を向上するとの理念から協業に至...

Intel、デスクトップ向け第14世代Coreシリーズを発表

2023-10-26 17:57:24ryoppi913

Core iintelIntel Core

インテルは、デスクトップ向けとして世界最速の動作周波数を謳う、第14世代Coreプロセッサーファミリーを発表しました。例年同様、まずは熱心な愛好家やゲーマー向けのオーバークロック対応モデルからの登場です。今世代は「Raptor Lake Refresh」と呼ばれるもので、あくまで大きくは変わらず、細かい点を刷新したり、物量で押し切ったりして性能向上を狙っているもの。今回登場したのは6モデル。いずれ...

Microsoft、Intel N200で性能大幅強化した「Surface Go 4」を法人向けに発表

2023-09-25 16:01:23ryoppi913

SurfaceSurface GoSurface Go 4Windows

Microsoftは、Surfaceシリーズとして最も安価なラインに位置するタブレット端末の「Surface Go 4」を発表しました。Intel N200チップを搭載し、先代モデルより大幅に性能を向上させましたが、現時点では法人向けモデルのみの取り扱いとなっています。先に述べたように、Surface Go 4はCPUにIntel N200を搭載。このCPUは超小型のキューブ型PCなどで採用された...

すまほん!!を購読しませんか?

Twitterでも最新更新を配信・通知しています

𝕏 フォローする 再度表示しない