Samsungは、2月に発表した3台のGalaxy S20シリーズに加えて、Galaxy S20 Fan Editionを年内に発売することを計画しているようです。
そのGalaxy S20 Fan Editionについて、SamMobileやオランダのSamsung関連の情報サイトGalaxy Clubが詳細なスペックを伝えています。
ヨーロッパではグリーン、オレンジ、レッド、ホワイトの4色展開になると伝えています。他の市場ではこれに加えて、ブルーとバイオレット(紫に近い色)のカラーが追加されるかもしれないと述べており、国によって投入されるカラーが異なるものと思われます。
さらにカメラ構成は、1200万画素の広角カメラと超広角カメラ、光学3倍ズームを備えた8メガピクセルの望遠カメラを備えたトリプルカメラ構成が採用されていることを確認しているといいます。
メインの広角カメラには5000万画素のSamsung製センサー「ISOCELL GN1」が搭載される可能性もありましたが、今回のレポートではそれを否定する形となっています。ちなみに著名リーカーのIce Universe氏もこれを否定。代わりに搭載されるのはSONY製のセンサー。
Galaxy S20 FE camera:
50MP GN1 ✘
12MP IMX555 ✔— Ice universe (@UniverseIce) July 26, 2020
インカメラに3200万画素の高画素カメラを採用とのこと。テレワークなどの流行による高画質なインカメラの需要が高くなったことに応える形でしょうか。
ディスプレイはフルHD画質の120Hz駆動有機ELディスプレイを搭載。画面サイズは、Galaxy S20とS20+の中間となる6.5~6.7インチの間が予定されているとのこと。超音波式の画面内指紋認証にも対応し、マスク着用時でも簡単にロック解除が可能なので嬉しい仕様ですね。
スペックはSnapdragon 865のチップセットに加えて、6GBの実行メモリと128GBの内蔵ストレージを搭載。microSDスロットもあり。国内版のGalaxy S20シリーズにはすべてSnapdragon 865が搭載されていますが、ヨーロッパなどでは性能が劣るExynos 990が搭載されているので、Snapdragon搭載の端末を求めているヨーロッパなどでは需要が高まりそうです。
バッテリー容量はGalaxy S20+と同様の4500mAhになるだろうとのこと。
Galaxy S20 Fan Editionには4Gモデルと5Gモデルの2種類が存在します。価格は、Galaxy S10 Lite(650ドル、約6万9000円)から少し値上がりして、750ドル(約8万円)になるそうです。
Galaxy S20シリーズがかなり高値になってしまっているので、すこしでも安価なモデルが国内で発売されれば、値引き規制で高値で購入せざるを得なくなっている市場の中での需要が大きいのではないでしょうか。