国際版のSIMフリーモデル「OPPO Find X2 Pro」を輸入し、しばらく利用していたので、カメラレビューを上梓します。
OPPO Find X2 Proはトリプルレンズカメラを搭載します。光学式と電子式のダブル手ブレ補正にも対応。構成は以下の通り。
- 4800万画素メイン F値1.7
- 4800万画素超広角 F値2.2
- 1300万画素望遠 F値3.0
4800万画素なので高精細に撮れます。パリッとした絵が撮れるのが特徴的。
夜景を撮影したところ、やりすぎ感のある明るさに。かなり今風のスマホの画作りです。
左がHuawei P40 Pro、右がOPPO Find X2 Pro。Huaweiに引けを取らないですね。暖色系の光源の色をより強調していることがわかります。
潜望鏡型望遠カメラを備えたOPPO Find X2 Pro。
最大10倍ハイブリッドズーム、最大60倍デジタルズームを謳います。どこまで実用性があるかなといったところですが、10倍、20倍程度なら十分使い物になります。
日中屋外だけではなく夜景でもかなりの望遠性能を発揮。
3階の喫茶店で、キャッシュレスの話題になり、「隣の飲食店、何のキャッシュレスに対応してるんだろ?」と見下ろした時、Find X2 Proで望遠してみました。さすがに小さいですが、各キャッシュレスのロゴなどから、何に対応しているのか大体わかりますね。望遠性能が活きる場所も、工夫次第で日常の中にけっこうありそう。
中華スマホのAI判定やHDR、特にHuaweiなどは過剰に色彩を強調しすぎる傾向がありますが、それらの中ではまだ許容範囲かなぁと個人的には感じます。見た時の印象と乖離しすぎず、美味しそうに見えます。左はAIオフ、右はAIオン。
花をとにかく赤や緑を派手に強調しすぎる、色再現性の低い中華スマホのカメラの画作りは、ハマる時もありますが、そうでないことも少なくありません。OPPO Find X2 Proなら花も激しすぎない程度の色味。曇りで暗めだった時の様子も、その時の空気感をほどよく残しているように感じます。
中華スマホのカメラはDxOMarkカメラベンチマークに受けることを狙ったものが多く、特にここ1年ほどスコア至上主義と言わんばかりでインフレしており、実際に使ってみると「数値ほどじゃない」「イマイチだ」と思う機種も出てきていると感じます。
OPPO Find X2 Proをここ数日、静止画撮影で使ってみた限りにおいては、今風な中華スマホ的とは感じるものの、個人的に受け入れがたいと感じていた部分が、一部マイルドになっており、比較的バランスが良いだろうと思います。
カメラは高性能でいて、日常的に使いやすいです。手ブレでの撮影失敗もほとんどありません。他機種ではとてもAIに任せっぱなしにできないのが、それと比べれば本機はまだ(夜景以外は)控えめなので、まあ任せても大丈夫かなと感じる人は少なくなさそう。
国内では2020年7月22日にauから発売されます。クセの強いColorOSやFeliCa非対応など弱点も抱えていますが、それらを問題としないのであれば、本機は今夏ハイエンドの中でも特筆に値する機種だと思います。
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