Samsungは、NTTドコモで販売する「Galaxy Note20 Ultra 5G」に、12月16日よりソフトウェアアップデートを提供すると発表しました。
この更新により、Galaxy Note20 Ultra SC-53AがSub6‐CA・ミリ波の両周波数帯に対応するとのこと。理論値上の数値は、受信時最大4.2Gbps・送信時最大480Mbpsに。
Sub6‐CAとミリ波の両対応は、ドコモ端末として初。
ミリ波は、高周波数帯を用いており非常に高速な通信こそ可能であるものの、遮蔽物の影響を受けやすく、エリア拡大は難しいという欠点があります。現にドコモのミリ波対応は、エリアというよりかは狭いスポットが、一部の駅や空港などにわずかに存在する状況。他社の対応端末にはWi-Fi STATION SH-52Aとarrows 5G F-51Aがあります。
Sub6‐CAは、広範なエリアをカバーできるSub6帯の複数周波数を束ねるもの。CAはキャリアアグリゲーションのこと。ドコモでは3.7GHz帯と4.5GHz帯のSub6を束ね、28GHz帯の現在のミリ波を上回る高速通信が期待できます。他社の対応端末にはXperia 5 II SO-52AとWi-Fi STATION SH-52Aがあります。
Qualcommとドコモは、2020年12月7日からSub6‐CAを提供開始と発表しています。
なお、Galaxy S20+ 5G SC-52Aもアップデートでミリ波に対応しました。ドコモのラインナップ上で5G通信を重視してスマートフォンを選ぶのであれば、Galaxyが最有力候補となりそうです。
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