NTTドコモは、モバイル向けの人気バトルロイヤルゲーム「PUBG MOBILE」とFPS「Rainbow Six Siege(レインボーシックス シージ)」のリーグを開始すると発表しました。
eスポーツ市場は引き続き拡大、国際大会での種目への動きもあり、eスポーツが新しいスポーツ、新しい文化になると確信。一方で国別獲得賞金で日本は立ち遅れており、視聴者数も少ないとのこと。
そこで2021年1月23日(土)から国内eスポーツリーグブランド「X-MOMENT(エックスモーメント)」を設立、運営を開始。「世界レベルの選手を日本から輩出する」ことを目標とし、選手やチーム、ファン、パートナー企業、ゲーム会社と協創していくといいます。
2021年2月13日からはリーグ「PUBG MOBILE JAPAN LEAGUE SEASON1(賞金総額3億円)」を、3月13日(土)からは「Rainbow Six Japan League 2021(賞金総額3200万円)」開始。
Samsungが協賛。競技用公式端末としてGalaxy Note20 Ultra 5G SC-53Aを採用。Samsungは本機について、大容量インテリジェントバッテリー、本体過熱を抑えるベイパーチャンバー冷却システム、大容量メモリ、リフレッシュレート120Hzにより、ストレスのないオンラインゲームが楽しめることからゲーム用端末として最適であるとプレスリリースでコメントしています。
PUBG Corpのチョ・ウンヒ氏は、PUBG MOBILE JAPAN LEAGUEをドコモと開催できることを歓迎するビデオメッセージを寄せました。
PUBGリーグ参加チームはAQUOS DetonatioN Violet、AXIZ、BC Swell、BLUE BEES、CYCLOPS athelete gaming、DeToNator、Donuts USG、FOR7、JUPITOR、Lag Gaming、REJECT、SCARZ、Sengoku Gaming、SinSister、UNITE、原宿STREET GAMERS。1チーム辺り所属選手最大6名に対して、1名に付き年間350万円の給与を保証。
「Rainbow Six Japan League 2021」では、賞金とは別に選手一人年間350万円、チーム最大2100万円の給与を保証。
既にNTTグループとしては株式会社NTTe-Sportsがありますが、記者向け質疑応答によれば、住み分けとしては、NTTドコモはプロリーグ、NTTeはアマチュア・社会人・地域リーグ。競合というよりNTTグループトータルで大きく業界を発展。また、ドコモのリーグ開催地としてNTTeの施設「eXeField Akiba(エグゼフィールドアキバ)」を活用することも考えているとのこと。
昨年11月の発表時点で大会運営タイトルとして発表されていたスマホ向けLoLこと「League of Legends: Wild Rift(リーグ・オブ・レジェンド:ワイルドリフト)」については、オープントーナメントを21年度中に開催を予定。ドコモとして、モバイル向けではない「Rainbow Six Siege」を選択した理由としては、まずeスポーツ振興を念頭にし、これまでのeスポーツシーンの主流であったPCタイトルと、今後主流となり得るスマホ向けタイトルを選ぶことでバランスを取ったといいます。
ビジネスモデルについては、まず各リーグを盛り上げて、スポンサーや配信権の獲得といったところを主に想定しているとのこと。