HomePod miniユーザーや購入を検討している人へ朗報です。
1月末に配信されたHomePod mini向けのアップデートで、 HomePod miniに搭載されつつも今まで利用が出来なかったUWB機能が開放されました。
UWBとはあまり聞き慣れない単語ですが、Ultra Wide Bandの略称で日本語名では超広帯域無線通信技術と言います。近距離であれば高い精度で対象の位置情報が測定できます。
AppleはUWBを使用するためのU1チップをiPhone11シリーズから搭載。HomePod miniにも搭載されていますが、今回のアップデートが配信されるまで機能は使用されておらず、このアップデートでの解禁となります。
今回のアップデート利用可能になった機能は以下の3つ。U1チップを搭載したiPhoneでのみ使用することができます。
- 視覚、触覚の効果をつけ再生中の音楽を iPhoneからHomePod miniへHand off
- HomePod miniにiPhoneを近づけると個人に合わせたコンテンツの提案
- HomePod miniに近づけばiPhoneのロックを解除しなくても自動的にメディアコントロールを表示
筆者もHomePod miniとiPhoneを持っているので、早速試してみました。
まず、HomePod miniにiPhoneを近づけると、距離が10cmくらいのところでiPhoneが振動し、画面にポップアップが表示されます。
さらにHomePod miniに近づけて行くとiPhoneからの振動の感覚が短くなり、すぐそばまで持ってくいくと、再生中の音楽が表示されます。この時点で音楽の再生先はiPhoneからHomePod miniに移ります。
音楽再生中の画面を下にスクロールすることができ、HomePod miniで設定しているアラームの時間を確認することが出来ます。今まではSiriに聞いてアラームの時間を確認していたので、手軽に確認出来るようになりました。
現行のApple製品でU1チップが搭載されている製品はiPhone11、12シリーズ、Apple Watch series6とHomePod miniと多岐に渡ります。様々な分野への活用事例拡大が見込まれるUWB技術の今後に期待です。