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VAIO Zの構成を考える

 VAIO ZをVAIO Storeにて予約しました。どういう観点で部品を選ぶべきか解説します。受注生産のため後から構成変更は不可能のため慎重に選択しましょう。

カラー

 通常はブラックのみですが、シグネチャーエディションでは、カーボンらしい外観のシグネチャーブラックを選択可能。カーボンからデザインを着想したフルカーボン筐体だけに、ここはこだわりたいところ。もちろんあえてシグネチャーエディションを選択しておきながら、ブラックを選択することもできます。

 見ていくとわかるのですが、一番良いチップや隠し刻印もシグネチャーエディションでのみ選択可能。妥協したくない人はシグネチャーエディションといったところでしょうか。もちろん色や隠し刻印をそれほど気にせず、わずかな性能差を妥協すれば価格を下げられますし、浮いた分でストレージ容量を増すなどの選択もできます。

キーボード

 日本語配列(かな文字 ありかなし)、英語配列を選択可能。シグネチャーエディションでは、隠し刻印も選択可能。

 隠し刻印は、周囲から見ると限りなく印字が周囲と同化して隠れ、クールな印象を与えます。自分からはうっすら見えるのに加え、バックライト透過するような改良も加えられているので、単にかっこいいだけではなく、使い勝手も向上しています。せっかくならシグネチャーエディションを選択して隠し刻印を選びたいところ。

ディスプレイ

 本機の14.0インチ液晶は、「4K 3840×2160 HDR対応」と「FHD 1920×1080」の2種類から選択できます。14インチ程度ではFHDだと物足りない部分も出てくるので、せっかくなら4Kを選びたいところ。もちろん「プログラミング等常用ソフトウェアがWindowsの高DPIスケーリングだとイマイチ」「電池駆動時間を何よりも最優先」などといった場合にFHDの選択肢自体は十分にありえます。

 4K液晶自体はVAIO SX14でも選択できましたが、電池容量が大きくなかったこともあり、JEITA2.0での電池駆動時間はSX14 4K液晶で約9.0~9.6時間。電池駆動時間を重視するならFHD解像度です。

 しかし新開発53Wh電池搭載のVAIO Zでは、4Kを選択してもJEITA2.0での電池駆動時間は約17時間。突き抜けた高解像度ながらも他社のモバイルノートからそれほど離れていない数値となっています。

 4K解像度を選択したいが電池駆動時間は捨てたくない、というユーザーにとって選びやすくなったのがVAIO Zと言えるでしょう。

プロセッサー

 最新第11世代Intel Coreプロセッサのクリエイター/ゲーミング大型ノートPC向けのHプロセッサーラインから選択可能。各プロセッサの主な違いは駆動周波数。

 Core i7-11370H 最大4.8GHz もしくは Core i5-11300H 最大4.4GHzから選択。シグネチャーエディションではCore i7-11375H 最大5GHzのみ。

実行メモリ

 LPDDR4xメモリ 8/16/32GBから選択可能。いずれもオンボードのためメモリ増設は不可能なので、慎重に選択したいところ。筆者はノートPCなら16GBもあれば十分だと思いますが、ここはロマンで32GBを選択しました。

ストレージ

 第四世代ハイスピードSSD NVMe 256/512GB/1/2TBから選択可能。

 筆者が選択したのは1TBですが、正直背伸びした感があります。こういうCTOは、足りるか足りないかのギリギリを選んで容量に悩むよりかは、背伸びして多めの容量を選択するのが肝要。本来であれば最もケチってはいけない部分です。

 しかし本機は5Gモジュールを選択可能。大容量/無制限プランを契約し、クラウドサービス側に課金するという考え方であれば、あえてここはケチることも可能だと言えます。

ワイヤレスWAN

 前述の通り、5G対応ワイヤレスWANモジュールは選択すべきでしょう。煩わしいテザリングからも解放。本機のみでバリバリ通信できます。

 対応周波数帯には5G Sub 6 n77/n78/n79、LTEプラチナバンドB8/B18/B19も。携帯各社のSIMカードでしっかり利用できそうです。

TPMセキュリティチップ

 重要なデータを暗号化してしまえるので紛失盗難時に万全を期すなら搭載を選択すべきTPMセキュリティチップ。あくまで個人利用であるのでそこまで重視しない、というのであればもちろん非搭載もアリ。

のぞき見防止フィルター

 着脱容易なのぞき見防止フィルター。視野角を60度に制限可能なので、外でセキュアな情報を扱う人には必要。ブルーライトをカットする効能も。私はつけていません。

Type-C 4Kマルチモニター ドッキングステーション

 各ディスプレイやEthernetとドッキングステーション、ACアダプターを接続しておき、「家/事務所ではドッキングステーションに繋いで複数モニター利用しながら充電も。外に持っていく時は外す」といったスタイルが実現可能。

 10年前のVAIO Zの「Power Media Dock」的なコンセプトが現実的なものになっている今、やりたいですよね。ただSDカードスロットが無いので個人的にはあえて選択せず、他社製品との組み合わせを模索してみようかなと思っています。

Type-C ドッキングステーション

 上記のドッキングステーションの簡易版。VAIO ZはVGA端子を廃止していますが、ドッキングステーション側にVGA端子もあるので、屋外持ち運び用にあると安心かもしれません。

(新型ZはVGA端子を廃止)

保証 / メンテナンスパック

 メーカー保証通常1年を3年または4年に延長。さらにメンテナンスパック標準では3年以内に一度、クリーニング ・メンテナンス ・バッテリーパック交換が可能。メンテナンスパックワイドでは加えてキーボード交換まで対応。長く使うならこの辺りは加入しておきたいですね。

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