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ほぼベゼル消滅。シャオミ、「四辺曲面」ディスプレイを採用したコンセプトスマートフォンを発表

 Xiaomiは、4曲面ディスプレイ「Quad-curved Waterfall Display」を採用したコンセプトスマートフォンを発表し、その映像を公開しました。

 ウォーターフォール(滝)ディスプレイとは、滝のように画面端がほぼ直角に折れ曲がり、側面まで回り込んでいるディスプレイのこと。従来のエッジといえば左右の辺にのみ採用されていたのに対し、今回Xiaomiが公開したコンセプト機は、角を除く上下左右全ての辺に採用しています。

 このディスプレイを製造するうえでの大きな課題だったと同社が述べたのが、88度の4曲面ガラスパネルの製造とディスプレイへの接着。自社開発のガラス加工装置と画期的な3D接着プロセスによってそれらの課題を解決し、4曲面ウォーターフォールディスプレイを実現したとしています。

 さらにこの技術に加えて、超薄型の圧電素子によるフレキシブルフィルム画面音響技術、第3世代の画面下カメラ、高出力の無線充電、eSIMチップ、感圧式タッチセンサーなどを統合。それによって物理ボタンや端子、開口部などが完全に消え去り、真に端子と繋ぎ目の無いスマートフォンという目標に向けて決定的な進歩を遂げたと同社は述べています。

 ウォーターフォールディスプレイは、画面占有率や持ちやすさが向上するといった利点がある一方で、誤操作が増えたりコンテンツやUIが見切れたりするなどの欠点も。Huaweiのように高度なパームリジェクションを搭載することで誤操作は防止できますが、見切れはどうするのでしょうね。

 また、高い精度を誇るアナリストMing-Chi Kuo氏による2021年のiPhoneに関する予測レポートには、本コンセプトと同じくiPhoneが無端子になるという話もありました。現在、スマートフォンの新しいフォームファクタを各社が模索していますが、その可能性を広げてくれると個人的に感じた本コンセプト。この技術がどう応用されていくのか、今からとても楽しみですね。

情報元Xiaomi
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