武田総務大臣は、2021年3月2日の閣議後記者会見で、NTTドコモとKDDIが解約ページの「検索回避」をしていた問題について言及しました。
総務省が乗換え手続の円滑化を進めている中、こうした問題について、大臣の受け止めおよび対応策を記者から問われました。
武田総務大臣によれば、インターネット上で「検索回避」についての情報があったことを受けて、総務省事務方から両社に確認を求めたところ、解約手続に関するページに検索回避を設定していた事実が発覚したとのこと。
解約手続に関する情報を分かりやすく提供するのは当然であり、事業者には今後とも自社都合ではなく利用者目線に立った最適な説明方法を不断に見直す努力を求めるとしました。両社は現在、検索回避設定を解除しています。
また、各社の新料金プランが発表されたことで、プラン変更や乗換えが本格化していくとの見方を示し、変更や乗換えの手続が分かりにくくなっていないか消費者庁と連携しつつ検証、必要に応じて改善を求めていく方針を明らかにしました。