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LG、スマホ事業撤退。売却断念、ローラブル発売ならず

 韓国LG電子は5日、スマートフォン事業から撤退することを発表しました。

 LG電子のスマートフォン事業は世界シェア1%を切る状況で赤字が続いており、日本経済新聞によると累計5000億円規模の損失が出ていました。この業績においてスマートフォン事業の継続は困難と判断、主力事業である有機ELテレビを始めとするIoT家電に集中する考えです。

 他社への売却や撤退を検討していることは先日から聯合ニュースなどによって報じられていましたが、他社への売却は情報が外部企業に流れてしまうことを懸念し、事業の折り畳みという決断に至ったと日本経済新聞は報じています。

 現在LG電子のスマートフォン部門で働く約3700人の人材は、他部門や子会社であるLG化学に移転し、スマートフォン事業の技術が他の製品に生かされます。

 LG電子は昨年、画面が回転するスマホ「LG WING」を発売したり、今年初めに開催されたCES 2021でローラブルスマホを披露したりと、新たなコンセプトのスマートフォンの開発に積極的でした。

 端末の製造や開発は今年7月31日までに完全に終了、現行ユーザーに向けて一定期間ソフトウェアアップデートやサポートが提供されます。

今年初めに披露された「LG Rollable」

(LG Optimus G 発表会 弊誌記事より)

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(左:L-01E, 右:L-01F)

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(LG Optimus Chat)

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