先日開発者向けに配布が開始されたWindows 11ですが、さっそくArm版をRaspberry Pi4やLumia 950 XLにインストールした猛者がいるようです。XDA-Developersが伝えました。
記事によると、約6年前のWindows 10 Mobile端末であるLumia 950 XLにインストール、実際に動作させた動画がYoutubeにアップロードされたようです。
動画を投稿したGustave Monce氏はWindows 11が正式発表される前にISOがリークした時点でも似たような画像を投稿していましたが、そちらはLumia 950XLでWindows 11の実機にミラーリングしたときの画像であり、Lumia 950XL上でWindows 11が動作していたわけではありませんでした。
I mean if you’re asking, this is from yesterday. Just didn’t have time this week so far, rather busy. pic.twitter.com/P9TIcp4n5p
— Gustave Monce (@gus33000) June 17, 2021
しかしArm版のWindows 11が配布されたことにより、同氏はLumia 950XLにインストール、実際に動作させてしまいました。驚くことに6年前の端末でありながらレスポンスが実用的な範囲に収まっていると感じる動きです。
さらに、同氏のTwitterではWindows 11をインストールしたLumia 950XLで着信がかかっている画像が投稿されています。将来的にWindows 11 Mobileが帰ってきそうだと考えてしまいました。まだUI面で完全ではないようですが、正式版ではどうなるか期待します。
In case you got doubts, yes, it does do calls lol pic.twitter.com/Vs1wS1Xvaf
— Gustave Monce (@gus33000) June 29, 2021
また、Reddit上に4GBのRaspberry Pi 4とみられる機器にArm版Windows11をインストールし実行している画像をthe SPEEDCAT氏が投稿しました。タスクマネージャーは正常に動作しています。
しかし、おそらくWindowsをSDカードに書き込んでいるため、スタートメニューのアイコンの表示が追い付いていないように見えますが、同氏によるとこれでもWindows 10よりははるかに快適に動作しているようです。かなり本末転倒ですが、外付けHDD/SSDからWindowsを起動することもできるので、まだ快適に使うことができるかもしれません。