Huaweiは7月13日、国内向けに新製品発表会を開催。その中でノートPC「MateBook」シリーズ新機種を2つ発表しました。
MateBook X Pro 2021
まずはハイエンドモデルMateBook X Proの2021年版です。
シリーズの特徴の一つである比率3:2の13.9型ディスプレイを搭載。画面占有率約91%を誇るベゼルレス設計で、高い没入感が得られます。タッチ操作にも対応。
大きな特徴のポップアップ式インカメラは健在。もはや発表会では触れられていませんでした。タッチパッドはどこをタッチしても検知可能な「HUAWEI フリータッチ」に対応。
プロセッサーには第11世代インテルCore i7-1165G7を搭載。実行メモリは16GB、SSDは1TBと抜かりない高スペックです。連続使用可能時間は約11時間。
厚さは約14.6mm、重さは約1.33kgと2020年モデルから変わらず。順当にスペックが向上した印象です。
ポートはUSB-C×2、USB-A×1、3.5mmヘッドホン・マイクジャックと少なめ。その他、HUAWEI Share マルチスクリーンコラボレーションや指紋認証に引き続き対応します。電源ボタン一体型指紋認証センサーはキーボードから分離しているので、押し間違いを防げそう。
カラーは「エメラルドグリーン」のみ。珍しい色で好き嫌いは分かれそうです。海外ではスペースグレイもあるので、実行メモリや内蔵ストレージも含め選択肢が限られるのは残念。
市場想定価格は税込27万4780円で、発表会当日の7月13日(火)発売です。
MateBook D 15 2021
ハイエンドモデルのMateBook X Proに対し、こちらはコスパ追求モデルです。
ベゼルレス設計のディスプレイは比率16:9の15.6型、FHDのIPS液晶を搭載。タッチには非対応です。
プロセッサーには第10世代インテル Core i3-10110Uと第11世代インテル Core i5-1135G7の2つのモデルが用意されています。実行メモリは両モデルとも8GB、SSDは512GBで固定。
「パフォーマンスモード」が用意されており、キーボードショートカットで簡単に切り替えて性能を向上させることが可能。ただしACアダプターで電力が供給されている必要があるので、使い勝手はあまり良くなさそうです。
厚さは約16.9mm、重さは約1.56kgとこのサイズでは軽量。ポートはUSB-C×1、USB-A×3、HDMI、3.5mmヘッドホン・マイクジャックとなっています。USB-Cがもう一つ欲しいところ。こちらもHUAWEI Share マルチスクリーンコラボレーションや指紋認証に対応。インカメラはポップアップ式です。
カラーは「スペースグレイ」のみ。
Core i3モデルが市場想定価格8万4800円で、発表会当日の7月13日(火)発売。Core i5モデルが市場想定価格11万9800円で、7月23日(金)発売予定。
総評
どちらの製品も大きな進化はなく、処理性能が向上した程度。発売記念でクーポン等があり安く買えるチャンスですが、それよりも2020年モデルが大きく値下がりしているため、そちらを検討するのもアリだと思います。また、スペックやカラーのカスタマイズ性を向上させてほしいと感じます。