中国家電メーカーTCLが、折り畳みスマートフォン「Project Chicago」を「無期限保留」したことがわかりました。
この機体は縦折り式、即ちSamsungのGalaxy Flipシリーズのようなフォームファクタでした。
今回の凍結についてTCLは、各海外メディア向けの声明にて、半導体不足や生産コストの上昇などを理由として挙げています。
もし製品化されていればGalaxy Flipシリーズ、新生Motorola razrシリーズに続く3番目の縦折り式スマホとなっていたことでしょう。
ちなみにシャープも縦折り式のスマートフォン向け折り畳み有機ELを搭載した展示用試作機をプレス向けにお披露目していましたが、これを搭載した実製品はシャープから登場はしていません。
当初TCLは2021年に折りたたみスマホを市場投入すると予告していました。
TCLは引き続き折り畳み画面技術へと投資しており、市場を注視、折り畳みスマホの適切な投入時期を見極めていくとしています。