NTTドコモは、アハモよりさらに下の格安帯を担う「エコノミーMVNO」として、2社との連携を発表しました。
料金サービスの提供主体はエコノミーMVNOではあるものの、利用料金に応じたdポイントの進呈やマイページのdアカウントでの認証、通信料金へのdポイントの充当といった連携を行うとしています。
さらに全国ドコモショップ約2300店舗で新規契約が可能のため、ネット手続きやスマホ初期設定の不安な顧客も安心して利用できるといいます。
2021年3月にドコモと直接契約のあるMVNOと協議を実施しており、最初のエコノミーMVNOとしてフリービット株式会社とNTTコミュニケーションズ株式会社の2社との合意に至ったとのこと。
提携により、OCNモバイルONEは0.5GBで月額500円税込のコースを新設、10月21日より全国のドコモショップで提供します。さらにOCNサービスにおける「dポイント」の取り扱いも開始します。
またフリービットは「トーンモバイル for docomo(仮称)」を提供。第一弾として2021年12月を目処に、家族が使用しているiPhoneを見守れるようになる「TONEファミリー」搭載のティーン向けSIMサービスを販売するとのこと。
今回の正式発表まで時間がかかっています。背景にはNTT再編という大きな動きや、総務省役人や歴代総務大臣への接待問題があり、NTTグループのOCNモバイルONEを優遇して売るのではなく他社も広く受け入れる実績が必要であったことなどが考えられそうです。