弊誌はアフィリエイト広告を利用しています。

有機EL搭載2in1!ファーウェイ「MateBook E 2022」発表、第11世代Intel Coreプロセッサ搭載

 Huaweiは中国で新型MateBook E(2022年モデル)を発表しました。2年ぶりにWindowsタブレットPC復活となります。

 ディスプレイは12.6型のOLED(2560×1600)。タッチ対応で、大きめのタブレットとして使えます。かなりベゼルレスで画面占有率は90%に到達。従来のMateBookは廉価版のDシリーズを除き3:2の比率となっていましたが、本製品は16:10。MacBookと同じになりました。

 MateBookのインカメラは、ベゼルレス化のためキーボードからのポップアップ式が定番となっていましたが、本製品ではベゼルに埋め込まれています。邪魔なノッチもありません。ポップアップ式カメラはベゼルレス化だけでなく盗撮を防げるという利点もありましたが、相手を見下ろすような画角になってしまう点には不評もありました。

従来機種のポップアップインカメラ

 厚さ7.99mm、重さ709gと比較的薄くて軽め。左側面には指紋認証センサー兼電源ボタンを搭載。マスク必須の現代には嬉しいですね。ポート類はUSB Type-C(Thunderbolt 4)が1個とイヤホンジャックのみ。

 専用キーボードカバーを装着してノートパソコンとしても使えます。2種類存在し、まずはSurfaceのようなキックスタンドがついている「マグネット式」。角度調整が可能で、最大160°まで傾けてペンが使いやすい「創作モード」にも対応します。

 もう一つはiPadのMagic Keyboardに似ている「スライド式」。カバーを開けると連動してキーボードが前に出てきます。角度調整はできませんが、この方が素早く開け閉めできそうですね。バックライトや65W急速充電対応USB Type-Cポートも搭載。

 キー配列やトラックパッドに関しては同じで、キーストロークは1.3mm。トラックパッドにはNFCを搭載し、HuaweiスマホでタッチするだけでHUAWEI Share マルチスクリーンコラボレーションを利用可能。

 また、今までポップアップ式インカメラがあったところには新たに「スマート音声キー」なるものが存在。動画を再生しながらリアルタイムに翻訳して字幕を表示できるAI字幕や音声入力が使えるようです。中国向けの新製品発表会を見る時などにすごく便利そうですね。日本語にも対応します。

 ただ、F6とF7の間に余計なキーが存在するのは従来と変わらないので、使いにくいと感じる人はいそう。特に日本語入力ではひらがな・カタカナ変換でFキーを多用する人も一定数いるのではないでしょうか。

 専用スタイラスペンはHUAWEI M-Pencil第2世代。AndroidやHarmonyOSを搭載するMatePadと共通で使えるようです。これは日本でも発売済み。最大4096段階の筆圧感知、最低2msの超低遅延、最長10時間連続使用可能となっています。Apple PencilやGalaxy Sペンでさえ最低9msの遅延があるので、2msという数値は驚き。上部にマグネットでくっつき接続・充電ができます。ペンとキーボード専用の独立したBluetoothアンテナを搭載し、高速で安定した通信が可能と謳います。

 背面カメラは1300万画素、インカメラは800万画素。4つのマイクを搭載しAIノイズキャンセリングにより喧騒の中でも快適な通話を実現。

 CPUは第11世代Core i5-1130G7と第11世代Core i7-1160G7から選択でき、Intel Iris Xe Graphicsも搭載。内蔵メモリとストレージ容量もCPUに応じて選択肢が変わりますが、最高で16GB・512GBとなります。

 本体及びキーボードカバーのカラーは「スターブルー」と「星雲グレー」の2種類(スライド式キーボードカバーはグレーのみ)。価格は最安モデルが5999元(約11万円)、最上位モデルが7999元(14万円)。キーボードも付属してこの価格なので、結構安めに感じます。残念な点としてはSurface Pro 8やMacBook Proのようなリフレッシュレート120Hzに対応していない点でしょうか。Huaweiも90Hz対応のMateBookを海外で発売しているので、是非本製品も対応して欲しかったと感じます。

 Huaweiは米政府から制裁を受けており、5G製品への部品供給は原則として絶たれています。しかしPC用のチップやWindowsに関しては今のところ米商務省の輸出ライセンスを取得できています。

 ただ、現時点では中国版しか発表されていません。筆者としては、中国版Windowsは色々と難があるのでグローバルや日本での発売を望みたいところ。MateBookシリーズは日本でも複数販売された実績があります。

OS Windows 11
CPU Core i5-1130G7 Core i7-1160G7
GPU Intel Iris Xe Graphics 
メモリ 8/16GB 16GB
容量 256/512GB 512GB
画面 12.6型 (2560 x 1600)
カメラ 1300万画素
インカメラ 800万画素
電池 42Wh 65W充電
寸法 286.5 mm x 184.7 mm x 7.99 mm,709g
付属キーボードカバー マグネット式 マグネット式、スライド式(ペン付属)
その他 WiFi6、Bluetooth 5.1、Thunderbolt 4
情報元华为
すまほん!!を購読しませんか?

Twitterでも最新更新を配信・通知しています

フォローする 再度表示しない