Appleが開発中と噂されているVR・ARヘッドセットに関して、Memoji(ミー文字)を利用したFaceTime通話や、仮想現実環境でのSharePlayが利用可能になると、Bloombergのマーク・ガーマン記者が伝えました。
これはBloombergが毎週日曜日に配信している「Power On」ニュースレター内の情報からわかったもの。
情報によると、AppleのVR・ARヘッドセットでは、Memoji(ミー文字)を利用したFaceTime通話が利用可能になるとのこと。通常のFaceTime通話では、カメラが必要となる上、VR・ARヘッドセットをつけた状態でビデオ通話をするのは少しシュールです。そこで、自分の顔の代わりに、Memojiの3Dアバターを使うことで、リアルの顔は映せなくとも、アバターを通じて表情を伝えることができます。
ヘッドセットはユーザーの表情をリアルタイムで判断でき、iOSで現在提供されているMemoji機能と同様またはそれ以上に、かなりリアルな体験を提供するはずであるとのことです。
また同氏は、FaceTimeと同時に「新しいrealityOS上でのSharePlayの利用」も提言。iOS 15から提供が開始された、FaceTimeビデオ通話内で映像や音楽などを共有できるSharePlay機能をXRヘッドセットにおいても導入することで、複数人と一緒に、音楽や映像、ゲームをヘッドセット上で楽しむことができるようになる模様です。
AppleのXRヘッドセットは、2022年後半または2023年の発売が予想されており、ヘッドセット一台あたりの価格は約2000ドル(23万円)を超える可能性もあるとされています。同社が「10年後にiPhoneにとって代わるもの」として期待を寄せているこのデバイス。Appleならではの画期的なアイデアで、市場をさらに拡大させることはできるのでしょうか。